短編2
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スズメバチ

霊的な事ではありません。

ただ、今でも奇跡的だったなぁ〜と思います。

小学四年の時、社会見学でとある湖に行った時の事。

管理棟の見学を終え昼飯になり、その後15分間の自由時間となった。

仲のよかった友達4〜5人で水辺まで行ってみようと言うことになり(水辺に行くのは禁止されていました…)、松の木が生えている緩やかな坂を下っていった。

水面まであと5〜6mくらいまで下って来た時、突然足元から「ブ〜ン」と虫の飛ぶ音がし、音のする方をみると、体長約6cmくらいのスズメバチが次から次へと巣穴から出てきて自分達の方へと飛んで来た。

パニック状態の中、あわてて坂を登る者、水辺へとダッシュする者、様々だった。

私も、水辺へと逃げたのですが、しばらく走り、もう大丈夫だろうと思い走りながら振り返るとまだ2〜3匹追いかけて来ていました。

しかも頭のすぐうしろまで。

涙目になりながら逃げている途中、石につまづき転んでしまい、「ヤバイ、刺される!」と思ってビビっていたのですがもうスズメバチはいなくなっていました。

友達も全員無事逃げ切れたようでした。

その後、先生に説教食らいました…(興奮した友達が喋ってしまったので…)

後で聞いたのですが、スズメバチから逃れる為には目の前から急に消える様に動くと良いらしいです。

あの時転んでいなければきっと刺されていたでしょう。

つまらなくてすいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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