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短編2
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何かいる?

全然怖くないし、オチもないので、それでもいいとおっしゃって頂ける方は暇潰しにどうぞ。

ちなみに、実話です。

私は家族四人で一軒家に住んでいます。とある県の住宅街で、見渡す限りに家しかありません。

父の仕事の都合で17年前に今の家に引っ越してきました。

引っ越してから今日まで、家族みんなが何かしら怪奇現象に遭遇しています。今日はその中で1番最近の出来事を。

8月20日夜23時頃リビングで私と妹は二人でジェルネイルをしていました。

リビングはクーラーをつけているので、扉は全て閉めていました。 テレビも消してクーラーの動作音しか聞こえないリビングでジェルネイルを真剣にしてました。(お互い初心者で話す余裕もなくて)

私と妹はリビングの扉に背を向けた状態で勤しんでいたのですが、私がふと、扉が気になったのです。なぜ、気になったのかは分かりませんが、「あれ?」と思い、反射的に振り返りました。

すると、閉めていたハズの扉(レバーを下げながら引かないと扉は開かない。分かりづらくてすいません)が半分開いていました。

私は妹に「あんた、さっき扉ちゃんとしめんかったんやろー」と文句を言いながら閉めに行きました。

妹は「ちゃんと閉めたもん!」と言いながらお互いさほど気にせずジェルネイルを再開しました。

それから5分もしない内に、私はまた「あれ?」と思いました。

私がまた扉に目をやると、扉は閉まったままでした。

しかし扉を見つめていると…というより何故か目が離せなかったのですが、扉が静かに開いていきます。

17年も住んでいて老朽化しているだけかもしれませんが、レバーがゆっくり下がって扉が開いて行くのを私はスローモーションの様に見ていました。

私は途端に怖くなり、妹に「今、扉が、勝手に開いたよ…!」と言うと妹は「知らん!そんなん建て付けが悪い!」と信じないっと頑なに言います。

丁度ネイルも終わりがけだったのでバタバタと片付け、寝ました。

翌朝母にこの出来事を話すと、母は「私も前一人でリビングにいたとき、書棚がなんとなく気になって(リビングの端に書棚がありますが普段は全く使いません)書棚のガラス戸を見てたら、ガタガタ揺れてたから、地震?と思い、書棚に近づいてみた。そしたら揺れはおさまってたんだけどね、ガラス戸の裏側から手形が沢山ついてたの。なんかいるんかなーこのリビング(笑)」と言われました。

母はその手形を恐いから、と雑巾で拭き取ったそうです。

そして寝たそうです。

私の家族は怖くなると寝るに限る!という質みたいで、笑い話みたいになるんですが…。

他にもいくつかありますので、また書きたいと思います!

お目汚し失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー チャコラブさん  

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