学校ってどこでも一つや二つ怪談話があったりしますよね。
私が通ってた小学校もいろいろありました。
昔は墓地だったとか…
でも、昔を知るじいさんに聞くと
「昔は田んぼだった」とあっさり解明…
他は、校舎と運動場の間に流れる用水路で死んだ子供がいる…とか、誰もいない体育館からボールをつく音が聞こえる…とか、単なる噂だろ…レベルの話ばかりでした。
が、ある時、友達の家で、その子のお姉ちゃんの集合写真を見せてもらいました。
すでに、その用水路は学校を迂回するように変えられ、学校内の用水路は埋め立てられていました。
でも、用水路の脇に植えられてた柳の木は、昔の名残で、等間隔で残されていました。
記念写真はその柳の木の前に3段ぐらいになって撮られていました。
1番後ろの段の真ん中あたりに柳の木があり、その枝分かれした部分に、頭が乗っかっていました。
どう見ても、首から上が枝に乗ってるようにしか見えません。オカッパの女の子のようでした。
生の心霊写真を見たのは、それが初めてで、すごくぞっとしたのを覚えています。
その友達も、その後、転校し、写真を見ることはありませんでした。
その後の私の小学校生活も、誰も入ってないトイレをノックするとノックが返ってきたとか、
体育館での、合唱の練習中にピアノの伴奏の先輩が、放送室の暗い窓に男の人が写ってたとか程度しかありませんでした。
でも、大人なるにつれて、「よく、あんなにはっきり写ってる写真を配ったもんだ」と思うようになりました。
それが1番不思議かも…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話