これは父の体験した話です。父はAとします。
大学に入ったAはバイトをいつもBさんとやっていました。
ところがある日Bさんは特別給料が高いバイト先輩から紹介されゆくことになました。
もちろんAも誘われましたが、その頃は忙しかったので断りました。
Bさんはその後喜んで人にアルバイトの給料の良さを自慢したりして学校で元気でした。
しかし学校に来ない日が続き始め、それは日に日に酷くなっていき、彼の顔色も悪くなっていきました。
Bはおかしくなったように必死でバイトの勧誘をするようになりました。
気になったAは彼に訳を聞きました。
すると彼は「やめたいけどやめさせてくれないんだ。助けてくれよ。A」
と泣きじゃくりながら話した。
仕方がないので紹介した先輩と話をしようと思ったが、行方不明になっていて会えなかった。
そこで友達たちと相談し、一人が「やめさせないと警察に通報するぞ。」という案を出し、
Bはそれを実行することにした。
それが彼の最後だった。
次の日Bは見るも無惨な死体となって河原に捨てられていた。
そしてこれは警察沙汰になり新聞にも載った。
犯人はやはりバイト先の人たちだった。
しかし、行方不明の先輩のは未だに見つかっていない。
もし国立国会図書館などに行ったら調べるといいかもしれない。
ちなみにこの事件は宮城県で起きた事件である
怖い話投稿:ホラーテラー イソッチさん
作者怖話