わかるとは思いますが「憑き木」というのは人非が住み着いた木のことです。
着き木でいいじゃん、と思った方いますか?
なぜ「憑」なのかといいますと、人非が住み着いた時代では着き木であり、長く住み着いてから憑依する意味で憑きになります。
前置きが長くなりましたがここからがお話です。
実家の前には大きな木がありました。
おばあちゃんのお父さんのそのまた・・・昔昔からある木だそうです(樹齢200年以上と聴いた)
雨にも風にも戦火にも負けず長い間立っている木だったらしいのですが30年以上前から根と幹が腐り、既に半分ほど空洞化しています。
ですがこの木は倒れもせず青々とした葉を茂らせています。
怖い話投稿:ホラーテラー 矢印さん
作者怖話