あまり怖くないのですが、つい先日の話
乱文はご了承下さい
大学の仲間たち数名と、私の車で心霊スポットに肝試しに行きました
そこは埼玉にある地元でも有名なスポットです。
病院の裏にある森が、今回行った場所なのですが、入り口は一目を避けるように草木で覆われていました。
入り口を懐中電灯で照らすと、白い鳥居が浮かび上がり、その奥は闇で閉ざされていました。
私たちは勇んで鳥居をくぐったのですが、その勢いはすぐに打ち砕かれました。
一人が、鳥居横の祠にライトを当てた時、祠にかけてある白いギザギザの紙が異様に動いていたのです。
風も吹いてなく、周りの草木もシンとしているのに、祠の紙だけが動いていました。
それも、不自然な動き方で、まるで人為的に動かしているかのようでした。
それを見た途端、私たちの勢いは無くなり、皆でくっついて先に進みました。
その先にはロープで立ち入り禁止の札が掛けられた場所があり、その先にはブルーシートが何かを隠すかのように敷かれていたのです。
私たちは、その先には進めず、猛ダッシュで戻り、一目散で帰りました。
後日、あの時の仲間たちと話していた際に、一人が
「この車手形が付いてる!」
と私の車を指しました。
もちろん、それは友人のいたずらで、他愛もないお遊びです。
ところが、もう一つ手形を発見したのです。
それは小さな小さな子供の手形でした。
こんな手の込んだイタズラをしやがって、と笑っていたのですが、皆この手形は知らないと一点張り。
そして、周囲から笑顔が消えました。
なぜならその手形、車の内側から付いていたのです。
その後聞いた話によると、あの森で、幼い子供が殺されていたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話