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短編2
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憑いてるよ

此は当時私が17の夏の出来事です…。

前から行ってみたかった地元の心霊スポットがありました。

そこは錆びれたペンションで有名な場所でした。

ある日友達と二人で心霊スポット巡りをしようとの事で、最後にそのペンションを訪れました。

季節は真夏の暑い昼間でした。風も無いのに建物に入った途端空気が冷たくなりました

友達はざっと部屋を探索し、ズシッと何かが肩を上から押さえ付ける感覚があると言ってその建物を出ました。私も追い掛けるように建物を出ると、友達は大量の汗を流していました。…

夏だから汗がでてるのだと思い、気にはしませんでしたが、帰りの車の中でもクーラーをかけているのに汗が止まりません。

やがて近くの小さなコンビニにたどり着くと顔色が青い友達が、グッタリしています。

「大丈夫?凄い汗が…」

「…水…」

「わかった…」

コンビニのドアを開けて中へ入ると

店員が「いらっしゃいませ…」と言い…二言目には

小声で「…憑いてるよ…」といい…「何の事ですか?」と問い出すと店員は空かさず「すみません、あの…○○行った帰りですよね?よく連れて来てここに寄るもんだから…初めは何で雨に濡れた様な髪の長い女をおんぶして来るのか不気味で気持ちが悪かったけど…店長が、またか…ってゆーもんだから事情を聞いたら…」急に友達が心配になりコンビニの内ガラスから友達を見ると後部座席にもう一人座っていた…

店員「三人じゃないでしょ?あれ…どうすんの?」

「…」確に居る…車に戻れない…

友達は眠っている…それを見つめる後部座席の女…

しばらく500mlのペットボトルの水をもったまま立ち尽くすと…

後部座席の女は突然スッと消えた。

店員に付き添われながら車に戻ると友達は寝ていて汗?水?は止まっていた。

でも車に違和感があった。その後無言のまま神社に何とか立ち寄り車から無理矢理友達を引っ張り出して事情を説明した。。

心霊スポットはそれから二度といかなくなり、御払いもしてもらった

だけど

…数日後 雨の降る夜だった。

友達は仕事の帰りに髪の長い不気味な女が傘もささずに薄暗い公園のベンチに座っていたと言う…

それから頻繁に友達は私に電話をかけてきては女の話をするようになった。御払いもしてもらったのにおかしいと思った私は「お前何かあの場所から何か持ち帰った?」「…鍵みたいなやつ…」急いで友達の家に行く途中………ヤバイ

薄暗い公園にまたあの女が座っていた……

「早くそれ返せよ!」友達を乗せて神社に着く頃雨が降ってきた…

事情を説明して鍵を渡すとこれは念が強すぎる…と言われて知り合いの霊力の強い霊媒師を紹介してもらい到着を待って御払いをしてもらった。

それからその女を見ることはなくなった。

実際にあった話です。

怖い話投稿:ホラーテラー すぬ様さん  

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