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短編2
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幽霊子育て飴

むかし、飴屋さんがいたそうです。

夜になり寝床に入るとお店のほうから、コンコンと音がしたそうです。

気になって外に出てみると、そこにはやせ細った女の人がいたそうです。

「こんな時間に何ですか?」お店の人が聞くと女は答えました。

「夜分遅くにすみません。この布で飴を売っていただけませんか?」

ふつうなら断るのですが女の人の細い体をみて仕方がなく飴と布を交換してあげました。

そして女は帰っていきました。

次の日、また夜遅くにその女がきました。

女は「この布で飴を売ってください。」

お店の人は「できればお店の開いている時間に来てくれませんか?」と聞くと「私は遠くから来ているのでこんな夜遅くにしかこれないのです。」

そう言って女は帰っていきました。

また次の日も女は来ました。

お店の人はどうしても気になって女をつけたのです。

しばらく歩いていくと女は墓地に入っていきました。

おくに行ってみるとそこには、生まれて間もない赤ん坊がいて、女は赤ん坊にその飴をたべさせていたのです。

そして、赤ん坊に食べさせると女はスーッと消えていきました。

そしてお店の人は赤ん坊ををつれてお寺のお坊さんに相談しに行きました。

その話をすべて話すとお坊さんは「確かについこの前やせ細った妊婦を埋葬した。」といったのです。

そしてお坊さんはその子供の面倒を見てくれるようになり、それっきり女は姿を現すことはなかったという。

今でも、その飴屋さんは、京都の六道珍皇寺の近くのお茶屋さんで売っているそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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京都か
探して行ってみたいもんだ

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怪談。昔から伝わるはなしは、シンプルだけど何故か怖い。そして、怖いだけじゃない。

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