北海道の占冠村という、あまり聞き慣れない村の中央に、国道237号線が通っている。
その国道沿いの、湯の沢温泉から南に4Kmほど行った所に、五軒程度の集落がある。
ここで1998年に奇妙な事件が起きた。
その集落に住んでいるA氏(当時46歳)が、中富良野にある職場から夜の9:00頃に帰宅した。
この時、20mほど離れた隣の家から、照明が付いているのを見ている。
更に、30分ほどしてから車に忘れ物を取りに行った時には、隣の家の照明は消えていた。
遠く離れた滋賀県の高島市で、その日の午後7:00過ぎ、南部消防署のトイレで物音がした。
常駐していた4名の署員の内の1人が見に行った所、トイレの床に、初老の男が倒れているのを発見。
後日判明したが、この男こそが、A氏の隣人であるB氏(当時61歳)である。
B氏は、意識不明のまま、2日後に市内の病院で死亡した。
B氏は妻が数年前に病死し、子供もおらず、1人で農作業をして生活していた。
尚、A氏の娘が、当日の夕方5:00前後に、B氏宅庭で農機具の手入れをしていたB氏を目撃。
挨拶までしていた。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話