短編1
  • 表示切替
  • 使い方

白い子犬

中学1年の夏休み、お小遣が少なかった俺は新聞配達をしていた。

あともう少しで終わるという時、ある一軒家の庭の奥から犬の声がした。

【キャン、キャン、クウ~ン】

小型犬の声だったので近寄ってみた。

真っ白な子犬だ!

すごくカワイイっ!!!

子犬は俺に気付くなり、嬉しそうに

【クウ~ン、クウ~ン、キャンキャンキャンキャン!!!】

と、まっしぐらで俺の胸に飛び込んで来てくれた。

俺も嬉しくなって、両手を広げて迎えた。

【バックン!!!

  ベキベキッ☆!】

【.....プシューッ!】

何だ?

と思った瞬間、

俺の頭からは勢いよく、信じられないくらいの血が吹き出した。

次の瞬間、見た事もない血の量に俺は生まれて初めて気絶した。

まさか、あんなにカワイイ子犬に気絶させられるとは・・・・。

皆さんも気をつけて下さいね。

怖い話投稿:ホラーテラー りんごあめさん  

Concrete
コメント怖い
0
1
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ