中学1年の夏休み、お小遣が少なかった俺は新聞配達をしていた。
あともう少しで終わるという時、ある一軒家の庭の奥から犬の声がした。
【キャン、キャン、クウ~ン】
小型犬の声だったので近寄ってみた。
真っ白な子犬だ!
すごくカワイイっ!!!
子犬は俺に気付くなり、嬉しそうに
【クウ~ン、クウ~ン、キャンキャンキャンキャン!!!】
と、まっしぐらで俺の胸に飛び込んで来てくれた。
俺も嬉しくなって、両手を広げて迎えた。
【バックン!!!
ベキベキッ☆!】
【.....プシューッ!】
何だ?
と思った瞬間、
俺の頭からは勢いよく、信じられないくらいの血が吹き出した。
次の瞬間、見た事もない血の量に俺は生まれて初めて気絶した。
まさか、あんなにカワイイ子犬に気絶させられるとは・・・・。
皆さんも気をつけて下さいね。
怖い話投稿:ホラーテラー りんごあめさん
作者怖話