引越し先の暮らしにも慣れてきた、暑い夏の夜。
今年は異常に暑かったこともあり、夜寝る時にクーラーをつけたまま寝ることもしばしば。
その日も例のごとく暑く、夜もまだ浅いうちに寝たんだ。
クーラーのおかげで暑さで起こされることもなく、快眠を貪っていたとき、突然その恐怖がやってきた…
サーッ…
布団から出た腕に何か風が当たったような感覚。
なぜか気になって、明かり点け、寝ぼけ眼で時計を確認すると深夜3時。
なんだ、今の感覚…
考えれば、考えるほど気になって、布団を敷きなおした瞬間…そいつは現れた…
黒いボディのあいつが…
そう、G(ゴキブリ)だ。
俺は絶叫した。
まさかの遭遇に一瞬我を失って、動けなかった。
が、ヤツを生かしたまま眠りにつくことは、どうしてもできず、力を振り絞ってなんとか始末したんだ…
その後、俺は再び眠りにつくのに苦労をしたが、なんとか眠りにつけた。
まだ腕の侵入までで気付いて良かった…という安堵感とともに。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話