目が覚めると深い霧の中にいた
私は全て理解している
どれ程の時間歩いたのだろうか...
突然、
霧が晴れ視界が開けた
辺りを見渡すと公園がある
中はスベリ台、ジャングルジムの他、小さな木馬
その上には男ががまたがっている
「こんにちは」
「ええ、こんにちは」
パイプを咥えたその男
赤いベースボールキャップ
サイズの小さいセーラー服
下半身は純白のブリーフ
逞しい毛の生い茂る足の先にはブーツを履いている
「私はここの管理をしてる者です」
私はここが何処で、何故ここにいるか...
全て理解している
「貴方は全てを分かっている様ですね」
「はい」
その言葉を確認すると男は紅い炎につつまれる
炎が消える
男は巨大なキノコに変化していた
首からは板をぶら下げており、そこには
[シイタケ]
と書かれている
私は全て理解している
「私を屈服させてみなさい」
私は全て理解している
斬魄刀最高戦術
[卍解」
を会得する戦いが今始まる
怖い話投稿:ホラーテラー 1/1000の戦士さん
作者怖話