実体験した、小学校の時の話。タイトルは小2病ですが、6年間の学校生活の話をします。
ピカピカのランドセルを買ってもらい、初登校の私。適当にその辺の子と仲よくなって、そこそこの学校生活送っていた。
クラスの男子に浜崎くん(仮名)という男子がいた。
浜崎くんは、良く窓を見ながら
「僕はね、女神様と会話ができるんだよ…」
「本当?凄ーい」
「ほら、女神。こっちに来て…(その辺の建物に向かって手招きしながら)ほら、きた」
楽しそうに、ウフフという感じで話す浜崎くん。全く私には見えなかったけど、そこに本当に女神がいる様な気がした。
女神以外にも浜崎君いわく、窓の外にお友だちが居たけど、何だったか覚えてない。動物の妖精みたいなのだった気がする。
私にはいつも業務スーパーと、アパート、車道くらいしか見えてなかったけど。
浜崎くん、学校で嫌なことあるとランドセルを背負ってそのまま家に帰ったり、小2で自殺未遂してた。ちょっと心配。
あと、良く分からないけどひたすら消しゴムのカスを無意味に練って肥大化させていく事と、てんとう虫集めるのがクラスでブームだった。
私は、良くハーモニカケースに取ったてんとう虫を入れて、お家に帰ったら即、虫カゴに投入…最終的に、合計100匹近くのてんとう虫が、ワサワサいた。
「可愛い…」
ハートマーク飛ばしながらそれを眺めていた。果物とか、ちゅーちゅー吸ってる。
またクラスに紙飛行機を作るのが大好きな小森(仮名)君という子がいて、まぁそれとは全く関係ないけど、小森くん良く髪の毛を「ブチッ」っと抜いて、私に
「凄いだろ?ほら、先っぽに何かついてる」
「わ、凄い」
授業中見せてきた。今考えたら、シラミかもしれない。でも、当時とにかく感動してた。
高学年になると、霊感にクラスの女子達が目覚めていった。多分9割くらい霊感持ち。
私も呪術とかカッコイイ!とか思い込んで、友達に呪いの方法とか聞いたり、本で調べたりしてた。月桂樹の葉っぱとか、石とか南天の実とか学習机の引き出しに入れて、親が触るとかなり怒った。
ある日、友達と
「その鳩、ずっとついてきてるね(私の肩を指差し)悪い霊じゃないみたいだけど」
「そうだね…何かさ、愛着湧いてさ。私、この子式神にするよ!」
「…そうなると思った。まぁ、良いんじゃない?」
「うん…クスッ、これから宜しく(何かを撫でる行動)」
…校庭の片隅でこんな会話をしていた。
クラス全体的に大体こんな感じになってた。
悪いこと(呪術やタバコ、芋虫をビニール袋に入れて埋めたり、蟻を焼いたり)=カッコイイ!みたいな、謎の法則が出来てて、調子乗り過ぎた子で1人、クスリに手出した男子もいた。
ある日先生が
「三浦君(仮名)は、心を綺麗にするために、博多に行きました」
と聞いて、みんなああ施設がどっか連れて行かれたんだなって、理解した。それ、凄いと思う。
数年後…小学校の時の同級生に会ってしばらく会話をしていると、突然
「ねぇ…バラバラになった日本人形って良くない?」
「…?」
「ごめん、間違えた!バラバラになった日本人形って美しくない?」
そう言いながら、雛人形みたいな人形が、バラバラになっている絵を見させられた。彼はうっとりした目で説明してた。私はどん引きしてた。
彼の頭の中では何が起こってたんだろ。
更に数年後、この事思い出して恥ずかしくなる時がくるのかなと、ぼんやり思った。
学生時代、こんなの比べ物にならないくらい、恥ずかしくなる体験をした人は沢山いると思います。
思い出すと、もうゾッとして止めてくれとか、家に今いるのに家に帰りたくなってきたり、泣きたくなってくるような恐ろしい過去。
そんな方はコメント欄にちょっと書いて暴露して、スッキリさせても良いかもしれませんね。
中二病投稿は、これで終わりです。閲覧ありがとうございました。
…周りは忘れてると思っても、案外覚えてますよ
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名(中二病)さん
作者怖話