中学生時代にマンションに住んでたんだけど、休日の昼頃に一人でゲームしてる途中、玄関ブザーが鳴った。
理由はよく覚えてないけど、多分ゲームに熱中してて面倒臭かったので、俺はブザーを無視した。
そしたら「コンコンコン」とドアを叩く音、それでも俺は無視した。
しばらくしたら「ドン!ドン!」と強くドアを叩く音。
(しつこいな、一体どこの馬鹿だ?)と思って、恐る恐る玄関まで足を運んでドアの前に差し掛かった時、
「ドン!!ドン!!」と、さっきよりもでかい音でドアを叩かれてメチャクチャびびった。
更に、分厚い鉄のドアが壊れるんじゃないか?って思うぐらい「ドォン!!ドォン!!」っていうものすごい衝撃で何回も叩かれた。
っていうか既に完全に蹴りを入れられてる。
俺は完全にビビッてしまい、ドアのレンズで向こうを確認する勇気も無かった。
そして最後に「ドォーン!!!!!」と、もの凄い衝撃の後に音は完全に止んだ。
正直心臓がバックンバックンしていたが、俺はソーっと窓で外を確認した。
配達員(?)の格好をして小さいダンボールぐらいの荷物を持ったDQNっぽい奴が
ワゴン車に乗って帰っていった
で、ドアの外側を確認したら案の定、足跡だらけ。
そりゃあ最初に居留守を使った俺も悪いけど、どんなキチガイ配達員だよ…
しかしその後に、両親に何か届く荷物でもあるか聞いたら知らないとの事。
ワゴン車は何の特徴も無い白いワゴンで、どこの会社なのかも解らなかったな。
もし、ドアを蹴りまくられてる時に俺が出たら、どうなってたんだろう…とゾッとする。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話