これから私がお話することは実際にあったことだ。
私がまだ小学生(何年生かは忘れました)の時だった。
母と叔母と叔母の友達と私とで、祖父のお墓参りに行った時のこと。
お参りが終わった後、お墓の前で写真を撮ろうということになり、ここで写真を撮った。
後で写真を見てビックリ!!
私は「えっ!お墓の前で写真は撮るものではないんじゃないの?」と母たちに言った記憶がある。
なんだか嫌な気分だった。
ましてや身内ではない人もいたわけだし…。
結局、数枚撮ったが、あとから叔母から現像した写真を見て絶句したのを覚えている。
私と叔母とそのおじさんと3人で写っている写真に、叔父さんの首から上が写っていない。
顔の部分付近に赤く、もやみたいなものが…。
まるっきり頭部がないのである。
なんだか気味が悪かった。
小さいながら「この、おじさんになにか悪い事が起こらないように」と思っていた。
でも、それから数年して、叔父さんは事故で亡くなったと聞いた。
叔母の話からだと、仕事中の事故で土砂に巻き込まれたそうだ。
死因は窒息死で、発見したときは顔面が赤く膨れ上がっていたらしい。
これは偶然の出来事だったのか。
「おじさん?成仏してね?」といい合掌する。
(写真は叔母がお寺に持っていったそうです。)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話