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短編1
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物置

 

 ある日、姉が急に行方不明になった。

 母と姉、そして僕の3人で暮らしていたが、父がいなかった分、勤めて毎日を明るく暮らしていた。

  

 相当ショックだった母はすぐに捜索願いを出し、僕もおねぇちゃんの無事を信じ、来る日も来る日も姉の帰る日を待った。

 

 夕食を後にしたある日の夜、母が慌てて大きな声で僕を呼んだ。

 「ゆ、ゆう君ー!!ち、ちょっとーーー!!・・」

 慌てて母のところに行くと、母は物置小屋の前でピクリともせずにつっ立っていた。僕は母に近づき、恐る恐る物置の中を見てみた。

 すると中には血まみれになった姉が白目をむいて死んでいた。

 僕は瞬時に無言で母に手を強く握り、母も僕の手を強く握った。そして二人の体は徐々に震えだした。

 すると、どっからともなく声が聞こえた。

 「フフッ・・、フヒヒヒィ・・・イヒヒヒ・・・・・」

 あまりの恐怖から母に抱きつき母を見上げると、血走った目で僕を見下ろし、母はこう言った

 「イ~ヒヒッ・・ 今度は オマエノ番だ 邪魔ナンダヨッ コノ クソガキメ イヒヒッ・・」

 

 

  

 

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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