ある日、姉が急に行方不明になった。
母と姉、そして僕の3人で暮らしていたが、父がいなかった分、勤めて毎日を明るく暮らしていた。
相当ショックだった母はすぐに捜索願いを出し、僕もおねぇちゃんの無事を信じ、来る日も来る日も姉の帰る日を待った。
夕食を後にしたある日の夜、母が慌てて大きな声で僕を呼んだ。
「ゆ、ゆう君ー!!ち、ちょっとーーー!!・・」
慌てて母のところに行くと、母は物置小屋の前でピクリともせずにつっ立っていた。僕は母に近づき、恐る恐る物置の中を見てみた。
すると中には血まみれになった姉が白目をむいて死んでいた。
僕は瞬時に無言で母に手を強く握り、母も僕の手を強く握った。そして二人の体は徐々に震えだした。
すると、どっからともなく声が聞こえた。
「フフッ・・、フヒヒヒィ・・・イヒヒヒ・・・・・」
あまりの恐怖から母に抱きつき母を見上げると、血走った目で僕を見下ろし、母はこう言った
「イ~ヒヒッ・・ 今度は オマエノ番だ 邪魔ナンダヨッ コノ クソガキメ イヒヒッ・・」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話