こんにちは。
私が小学生の時に実際にあった、奇妙な体験です。
初めての投稿and中学生なので 誤字脱字、あるかもですが、よろしくお願いします。
その頃 わたしは、お祭りでもらった金魚を飼っていました。
赤いフナみたいな金魚です。
それまで生き物を飼ったことのなかった私は、毎週 金魚鉢の掃除をして 朝と夜にエサをあげて…と、非常に可愛がりました。
金魚のことでよくケンカしていたのが 私の弟で、エサは誰がやるとか 名前は何々が良いとか…
話し合いの末、小さい方の金魚は私が「ハナ」とつけました。
弟は、
「もっと男らしい名前が良いのに!!怒」
最後までイヤがってましたが…苦笑
対して弟のつけたもう1匹の名前は、「ジロー」です。。。
どうやらハナではなく、「イチロー」と付けて欲しかったみたいでした。
今 思い返してみれば、ちょっと構いすぎてたかな…と思うくらいですw
その後 2匹ともすくすく育ち、1年間 元気にすごしました。
しかし。
その『奇妙な事件』は、飼い始めて2年目の夏にあったのです。
それは、いつもと同じ平凡な朝でした。
その日はたまたま弟が先におきて、ジロー達にエサをやりにいってました。。。
私はその時まだ寝ていて、異変に気づいた弟に起こされることになりました。
弟は、どたどた走ってくると、寝ている私をたたき起こして 何がなんだか分からないという顔をしながら、
ぽつっと、
「ジローがいないんだけど。。。」
はじめ私は、起こされて機嫌が悪いのもありましたが、朝から変な嘘付くなよ!!と弟を叱りとばしました。
すると弟に
「じゃあ見に来てよ。」
といわれ、ムリヤリ金魚鉢の所までひっぱって行かれました。
…ホントにいないんです。ハナしか。
意味が分からなくて
ぼーっと突っ立っていると、開いている網戸が目にはいりました。
15㎝くらい…。
猫…!!
真っ先に頭に浮かびました。
夏は暑いので、夜はいつも網戸にして寝てるんです。田舎なので、不審者もとくに居ないだろうということで。
寝るときは、網戸はしまっていたはずだけど…。
器用に前足で開けてしまう猫もいると聞いて、
家族の中でも 猫にやられたということで納得していました。
残ったハナだけでも、大事に育てよう、と。
それだけでは終わりませんでした。
その次の日、ジローが戻ってきたんです。
死んでいました。。。
ハナが、
「どうしたの?」
とでも言うように、ジローをつついていた所が、今でも鮮明におもいだせます。
頼りなさげに、ユラユラ浮いているジローに、外傷はありませんでした。
もともと、猫だったらわざわざ、金魚鉢に返しに来るはずがありません。
ジローは、なぜ死んだのか。なぜ、いきなり姿を消したのか。。。
今となっては、知るすべはありません。
…ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました。
これが私の体験した、奇妙な話です。
ジローが死んでしまい6年たちましたが、今でもなにもわかっていません。
ちなみに、ハナは今でも生きています。この調子で、ジローの分も長生きして欲しいと思います。
弟と、懲りずにケンカしながら
大事に育てています!
怖い話投稿:ホラーテラー まめたさん
作者怖話