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短編2
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東○駅から渋○駅

きっと心霊ではないです

自分は現在高3なんですが、この話は自分が高2の頃の話です。

あの日は修学旅行の帰りでした。友人4人で、帰りに「渋○行こー」って話になり自分達は東京駅から電車に乗って

ちょうど一駅過ぎた時でした。

電車のドアが開き、大勢の人達が乗車してきました。

自分達4人はイスに座れていたので気にしなかったんですが、自分の前にご老人が立っていたので「どうぞ」と言って譲ろうとしたんですが、ご老人はシカト…

少しイラッときたのですが、「まぁいいか」と思い、また座りました。

その時です!

ご老人(お爺さん)がいきなり大声で喋り始めました。

周りの人達はビックリしたようで

皆、席を離れて行きました。

残ったのは自分達4人

すると友人の1人(ヤンキー)が急に立ち上がって

お爺さんに向かって「おい!ジジイ!うっせぇんだよ!迷惑だろうが!」と言い放ちました。

ですが、お爺さんは微動だにせず話し続けていました。

そこでヤンキーがブチ切れて胸ぐらを掴んだ瞬間に自分と友人(留年生+ヤンキー)が止めに入り、なんとかヤンキーを宥めました。

ですがお爺さんは、まだ話し続けています。

話によると、お爺さんは若い頃ニューヨークでウエイターをしていてモテてモテて仕方無かったらしいです。

そして日本に帰ってきて、銀座のヤクザの組長に騙されて大量の借金を背負って…今に至るそうです。

「今は家は無いがこの時計だけが俺の財産だ!」と言っていましたが

自分が見る限り(時計などには詳しくはないのですが)あれはGショックでした。

ですが1番不思議だったのは

お爺さんは延々と同じ話を繰り返していました。寸分の狂いもなく

少し聞いていると、お爺さんは自分の隣に座り

自分の顔を覗き込むように

同じ話をしだしました。

その時思ったのが「体臭がやばい」のと「口臭がやばい」のと「フケがはんぱない」ことが1番気になりました。

そしてなんだかんだで

渋谷に到着しお爺さんに「じゃあな」と言い椅子から立ち上がった時

お爺さんの話が止まり

「ありがとな」と言ってくれました。

電車を出るとき

友人(ヤンキー)がおもいっきり

お爺さんの足を蹴っ飛ばしました。

お爺さんは無反応でまた話し始めてそのままドアが閉まり電車は行ってしまいました。

もちろん友人(ヤンキー)を

お爺さんのために、おもいっきり蹴っ飛ばしてやりました。

ありがとうね

おじーさん

読みにくかったらすいません

読んでくれてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 774さん  

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