短編2
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削除

久しぶりに再会した友人に

A「あれぇ?まだそんな古い携帯使ってんの」

B「使いやすいし、今は操作が面倒だし、これは愛着があっていいんだよ。」A「そっかぁ。あんまり機能とか使わないなら必要ないよなぁ。でも最低限の機能はないとコミュニケーションできないし、寂しいよな?」

B「メールと電話できたらいいよ。携帯変える奴は良く異性も変えるって言うしね(笑)」A「(笑)」

Aはよく女タラシで有名だった。俺はよくそんなAと距離を置きたかった…巻き添えになるから。

A「昔の使えそうな女の名前まだ入れてて。近々携帯変えるから削除しようと思ってるんだよね…使えない奴。」

B「また、変えるのかよ〜まぁ、いいや。連絡してこいよ?もったいないから誰か紹介してくれよ。可愛い奴、頼むよ(笑)」俺はこんなこと言いながらAに合わせていた。可愛い奴紹介する前にAが削除したいと思うまで嫌気がさす奴しか居ないと思ってた。(ブス、デブ)それにAとは違って彼女一途なタイプだから。極端に醜くなければいいのを願いつつ…だった。A「こいつやるよ。」

B「マジで?!ありがとうどんな子?」

A「会ったら感想聞かせろよ(笑)それまでの楽しみにメールしてみろよ?」

B 「うまく行けばな〜(笑)」数日後 Aに紹介された女の子とメールを繰り返すうちに意気投合し。待ち合わせをしていた。

待ち合わせ場所に来たのはすごい美人なCだった。

C「はじめましてB君?」

B「はじめまして。そうです。」あんまり女の子に免疫の無い俺は、軽く挨拶するだけで緊張して話せずにいると。

C「あたしね凄い昔太ってて。…、でもね…Aが好きでAは結局あたしじゃなくてお金に興味あって新しい彼女作ったみたいでいけないってわかってたけど内緒で携帯見たら削除欄があって、ゴミ箱の中にはあたしの名前と他何十数人名前が入ってて…」

B「そうだったんだ?」

C「ごめんね…」

B「…あいつ酷いやつだよな〜俺でよければ話聞くよ?」

C「ありがと。あたしB君と付き合いたいな〜(笑)生きてたらよかったのに…」

B「???…俺でよければ」

A「携帯変えたよ登録よろしく。で、あのブスデブどうだった?(笑)」

B「彼女。」

A「マジ?キモくなかった?あれまぢ引くよ〜(笑)」

B「美人で性格いいし。最高だよありがとう。Aってばかだよなあんな綺麗な子殺して…(笑)」

A「…?!」

B「削除欄とかゴミ箱とかもうやめろよ。Cを傷付けた事、許せないから。お前をこれから削除しに行くから。」

A「削除って?」

B「イラナイ奴は消すんだよ?!」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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