短編1
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トミノの地獄(コピペ)

注意:絶対に音読しないでください。

以下に綴られている詩は、童謡作家で詩人の西條八十(1892~1970)が26歳の時に出版した詩集「砂金」に収録されている「トミノの地獄」という作品です。

この詩は黙読するまでは構わないが、声に出して読むと、凶事が起きると言われています。

あの寺山修司氏は、この詩を朗読したために死んだといわれています。

以上を踏まえた上で、自己責任でお読みください。

トミノの地獄

姉は血を吐く、妹(いもと)は火吐く、

可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。

ひとり地獄に落ちゆくトミノ、

地獄くらやみ花も無き。

鞭(むち)で叩くはトミノの姉か、

鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。

叩けや叩きやれ叩かずとても、

無間(むげん)地獄はひとつみち。

暗い地獄へ案内(あない)をたのむ、

金の羊に、鶯に。

皮の嚢(ふくろ)にやいくらほど入れよ、

無間地獄の旅支度。

春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、

暗い地獄谷七曲り。

籠にや鶯、車にや羊、

可愛いトミノの眼にや涙。

啼けよ、鶯、林の雨に

妹恋しと声かぎり。

啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、

狐牡丹の花がさく。

地獄七山七谿めぐる、

可愛いトミノのひとり旅。

地獄ござらばもて来てたもれ、

針の御山(おやま)の留針(とめばり)を。

赤い留針だてにはささぬ、

可愛いトミノのめじるしに。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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