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短編2
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こっちへおいで

これは、

私が中学生の時に本当に体験した実話です。

※本当に

ノンフィクションです。

私は、中学生の時

バレー部に入っていたのですが、その日は、合宿と言う事で学校に泊まる事になりました。

そして、練習を終わりみんなで教室に集まり定番の怪談話やガールズトークで12時過ぎまで楽しく過ごしていましたが、練習の疲れもあり

1人また1人と眠りに落ちていき最後には、私とK子の2人になってしまいました。

そして2時を過ぎた頃1人の先輩がいきなり

「待って!」

と叫び立ち上がりました。

しかし、先輩は半分白目で寝ぼけているみたいで廊下に出てペタペタと足音を立てながら階段の方へと歩いて行きました。

私とK子は

「ウケる~

先輩寝ぼけてるし(笑)

追いかけてみよう」

と言って携帯でムービーを撮りながらついて行く事にしました。

すると先輩は

外へと出てプールの中へと入って行きシャワーを浴び始めました。

さすがに、その日はとても寒く危ないと思い止めに行こうとしたのですが、入口にはしっかりと南京錠がかけられていて入口からは絶対に入る事などできるはずがありません。

私とK子は怖くなり

走って教室に戻りました。

「あれって絶対取り憑かれるよね!まぢでヤバいでしょ!!」

と2人で話をしていると

さっきプールにいた先輩が戻って来てまた眠り始めました。

しかも全く濡れた気配がありません。

私たちは怖かったのですが、とても疲れていたのでその日は寝る事にし、次の日先輩に昨日の夜の話をしたのですが

「絶対ウソ~」と言って真面目に聞いてくれません。

その時、K子がムービーを映していた事を思い出し見せる事にしました。

それを見せると、先輩は急に青ざめた顔になりとてもショックを受けていました。

私は先輩が可哀想であえて言わなかったのですが、そのムービーでプールの水面を一瞬映した場面で

白い無数の手が

こっちへおいでと先輩を呼ぶかのように伸びていたのです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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