短編1
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因縁が夢にまで?

夢を見ました。

不思議で怖い夢。

高くて白い建物の廊下に自分はいて、窓越しの向こうの棟の屋上に小さな少年が立っている。

そいつは僕を睨んでいるようだった。まだ小学生くらいの子供だが、尋常な睨み方ではない。

そんな夢が何日か続きました。何か怖くて気になる夢だけど、特に生活に支障があるわけでもないので、普段通りの生活を送っていました。

年末。忘年会のシーズンになりまして、会社で同じ課の連中と飲みに行くことになりました。

苦手な課長も一緒でしたけど、年に一度なんで我慢することにしました。

この課長は、何かにつけて僕に陰湿なイジメをする人なんです。正直、大嫌いでした。

飲み会の席では離れて座っていたので、絡まれることもなく、それなりに楽しんでいました。

すると、数名の女社員が

一枚の写真を見ながらキャッキャと騒いでます。

「課長可愛い」

とか言っています。

「何の写真?」

僕が聞くと、

「課長の子供の頃だってさー。ほら、可愛いよ」

と女社員が見せてくれました。

僕はその写真を見て凍りつきました。そう、夢で睨んでたあの少年だったんです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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