この前自分には他より優れた霊感があるあると主張する友達が体験した話。結構ひょうきんだったので投稿します。
彼のアルバイトは大体深夜2時ー3時ごろ終わるらしい。そんで帰りの暗闇に一人でひっそり大学の寮に帰って行く野が日常と聞いている。この話はその帰り道に起こった話だそうだ。
はてはて、ある夜いつもの様に一人でトボトボと歩いていると若い女性が一人路上でボーとアスファルトの上に立っているではないか。
白いワンピースに腰まで長い黒髪、しかも11月だというのに裸足でいるではないか。
おやおや風引くんじゃないかなと近寄っていった彼は立ち止まった。
霊感が強い彼は一目で
「ア、あれは生きているものではないな」
とすぐに分かったのだ。
さてこれから無視して他の方向に向かうか、それともそのまま行くのか迷ってしまった。
「無視したら祟れた例もあるけど幽霊の近くを通っただけで祟られる例もある。そもそももう見てしまったんだからそれだけで祟られる可能性も高い。ああどうしようどうしよう」
こうボヤボヤ頭抱えて悩んでる途中ふと見上げるとさっきの女性が鬼のような形相で叫びながら走ってくるではないか。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
さすがにそれには肝を潰した彼は目をつぶり悲鳴を上げた。
「ウヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ギョエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ
アギャギャギャギャアアアアアアアアアアアアアア アヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
ワアアアアアアアアアアアア ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ハヒヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
オヒェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ
ドヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワ ンンンン
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ウミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャミャ ウワーーー ウワーーーーー ウワーーーーーーーー
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
叫び終え恐る恐る目を開けてみたら気づいた。
幽霊さんは呆れてとっくに帰ったと。
やけに長くてすみません。
怖い話投稿:ホラーテラー ビビリ屋さん
作者怖話