小学校のときの話。
父親が瓶に500円玉を貯めていましてね。
大きな瓶の半分以上にまで貯まってたんですよ。
で、誰もいない隙をうかがってはパクってたんですよ。
はじめは2枚とか3枚だったんですけど、だんだんエスカレートしていって、しまいには1万2万とか、金額から計算して
20枚とかパクるようになってました。
あるとき、週末に友達と遊びに行く約束してて、
案の定金なかったから、
家に誰もいなくなる機会をうかがってたんです。
母親が妹つれて買い物にいくという、絶好の機会になりました。
僕は二人が家をでた後、
早速マイバンク(親父の金ですけど、そう呼んでました)から500円を抜いていったんですよ。
そのとき、後から思いっきりドン!て背中叩かれて。もう心臓とまるかと
思いましたよ。
母親だと思ってごめんなさいってふり返ると。
誰もいないし・・・。
僕が振り向いた壁の向こうに、仏壇があるんですよ。
何かすっごい怖くなって
家庭内盗人稼業から足洗ったの覚えてます。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話