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短編2
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狂った世界

俺は学校なのでいつものように朝7時に起きるはずだったが、今日は8時前に目を覚ました。

 

「母さん何故起こしてくれないの?遅刻確定だし」

 

そう言いながらリビングに行った。

 

「ヒャヒャヒャヒャヒャ…。R(俺の名)たまには自分でおきれぇ……」

 

「……母さん?」

 

いつもの母さんじゃなかった。

 

「今日は母さん特製の猫汁つくったよ……さっさと食べて行けよ…」

 

そういって母さんは俺のテーブルの前にポンっとお椀をおいた。中身を見たら吐き気がした………本物の猫の顔がぐちゃぐちゃになって入っていた。しかもこの模様……俺が父さんにねだって買って貰った愛猫マイケルだった。 

「おい!!母さん頭おかしくなったのか??俺のマイケルに何て事してくれ……」

 

言いきる前に母さんが..

 

「Rは猫汁嫌いなの?んじゃ父汁はいる?ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……」

 

と笑いながら冷凍庫から何やら取り出した。

死体だった。部分ごとに切断されていて顔が見えたときには俺は絶句した…

その死体は父さんだった。 

「おい!!なんて事してくれたんだ!!!!母さん!!!!馬鹿じゃないのか?」

 

俺は完全に怒った……

案の定母さんを金属バット殴打……

母さんは死んだ。

 

俺は血まみれになった服のまんまテレビをつけた。

いつものように朝のニュースがあっている……

しかしよく見ると違った。

アナウンサーはボールペンを自分の目に突き立てながら笑っていた。カメラマンや回りは誰もいないのだろうか。

止めに入ろうとする奴がいない!!

やがてアナウンサーは頭にボールペン突き刺し死亡。

他のチャンネルに変えても、砂嵐状態。

 

「何が起きてるんだ?」

 

俺は気が狂いそうな自分が怖くなりテレビを消し、その場で一息。

 

「ピンポン」

 

家のインターホンが鳴った。俺はドアごしに穴から覗いてみる。そこには血まみれの30ぐらいの男性が、鉄パイプ持って立っていた。

 

明らかにさっき人を殺してきたような奴だった。俺は当然無視。

すると、

 

「ギャハハハハハ…」

 

血まみれの男がドアを鉄パイプで叩いていた。

俺はびっくりしつつも、金属バットを手に持ち、壊されるのを待っていた。

そういやさっきから、あちこちで人の悲鳴が聞こえる……。殺しあってんのかな?

「ガバッ!!」

 

俺は目が覚めた。

 

「夢か…。リアルだったな。怖かったな…」

 

俺は携帯を手にとり、開いた。8時前だった。

 

「母さん何故起こしてくれないの?遅刻確定だし」

 

俺はそういうとデジャヴみたいなのを感じた。そういやさっきの夢………たしか………

 

「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ…」

 

そういやさっきから家中にいつもの母さんとは程遠い笑い声が聞こえている…………………

怖い話投稿:ホラーテラー ブラックタイガーさん  

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父汁って何か嫌やなぁ( 'ω' ;)

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