読む前に時計をチラッと見て下さい
俺の名は妖怪ハンター健太、略して「ギロスフライ三世様」だ。ち なみに「様」をつけるのがポイントだ。若き45歳、親孝行者で一緒に住んであげている。なぜ俺は妖怪を狩るかって?それは幽霊共は俺の虫取り網を通り抜け てしまうから仕方なく通り抜けない妖怪をハントしてる。自慢ではないが俺の10年中の経歴には妖怪0匹、銭湯帰りのおっさん12匹、ヒロポン中毒者23匹 捕まえている。
この前ダイダラボッチ捕まえようと六本木ヒルズまで行ったらどっかのアパートに四つん這いの女が上がり込んでるのを見かけた。
「お!絶好のチャンス、おれの妖怪図鑑に又1匹登録出来る。よし妖怪ゲットだぜ!」
そして近寄ったものの、「オメエの膝毛ゴワゴワでキモ!死ね、クモ女パンチ!」とか言われて階段突き落とされた。
「えいこんちきしょう。こうなったら何が何でも捕まえるぞ。この持参のセーラー服で女装してやる!女を突き落とせるモンならやってみろツーんだよ」
でも着替えている途中に「キャア変態」と聞こえたと思ったら突然警官に署まで連行された。カツ丼食べている間に今度は落とし穴作戦を練った。釈放後早速掘り始めたら今度は「こらアスファルト滅茶苦茶にしたな!」とかケジメつけられて又署に連行された。牛丼御馳走中に今度はスネアに決断した。
「よし、こうロープをツルっと、…エーと餌は…このおやつのバナナでいいや。よしできた。さーてクモ女来ないかな。あ、ゴリラが来た、バナナ食べられると困る。しっ、しっ、あっち行けゴリラ。」
「うがああああ!!!!」
「あ、すみません、おばあさんでした」
「うっがああああああああ!!!!」
「あ、50代前半ですからおばさんですね、すみません!」
10分後
「アーそれにしても全然来ないなー「妖怪来い来いどす鯉ダンス」だな。アー来い、来い!こんなに服着ていると踊りがフルパワーでできないYO!全部脱いじゃえ!体クネクネ、アー来い来い!」
署から再び釈放後とぼとぼと罠の所へ戻った
「アーやっぱりバナナで引っ掛かるの馬鹿しかいないよな」
引っ掛かていた。
「こんな罠に引っ掛かるなんて馬鹿なんじゃないの。ヤーイ、ヤーイバカめバカバカ」
「何回も蹴るなうぬをおおれえぇ」
「あぎゃああ御免なさい!顔蹴って!あ足が!足!」
「狂犬病移してやる!」
「ああすみません!御免なさい御免なさアイデデデデ」
あんまり獰猛だから最後には段ボールに詰めて動物保健所の前に預けて置いた。
え?話し怖くなかった?だったら時計を見てみな、こんなに時間を潰してしまったぞ君は!怖いだろー
怖い話投稿:ホラーテラー ビビリ屋さん
作者怖話