これは僕が厨房(中学生)の時に実際に体験した話です。
僕はその日、友達A君、B君、C君を呼んで僕の家に泊まりに来ていました。
A「泊まりに来たのはいいけど、ゲームも飽きたし、ヒマだなぁ。」
この時、もう時間は1時を回っていました。
僕「もう深夜だしねぇ。」
その時、Bが肝試しに行こうと話を持ちかけてきました。
B「ねえねえ、肝試し行かない!?」
C「いいねぇ!」
僕「怖いし、ポリ公がいるから止めとこうよ」
A「いいじゃんか!もしかしてビビってんの?w」
僕は正直、行きたくありませんでした。
でもビビりだと思われたくなかったので行く事にしました。
B「そんじゃあ行くぞ、こっから近くていい所があるんだ。」
C「こっから近くのとこってもしかしてあの***寺?」
B「さっすがC!、察しがいいねぇ!」
僕「あそこって有名な心霊スポットだよな?」
C「まあ、行ってからのお楽しみさw」
そして自転車でしばらく走って、ある山奥の寺につきました。
A「ついに来たか!」
C「いいねぇ、それらしい雰囲気出てるよ!」
僕「やっぱ止めようよ?」
B「ビビってんじゃねぇよwほら、行くぜw」
この時はまだわかりませんでした。
あんな恐ろしい化け物に会うなんて...
A「なんも出ねえな」
B「絶対なんかいるて思ったのになぁ」
C「あーあ、残念だなぁ」
僕「もう時間も遅いし、早く帰ろうよ」
A「そうだな。」
その時です。
脳天気なCがおもしろ半分に懐中電灯を森の所に照らした時、異様な物をみていしまいました。
C「な、なんだありゃあ」
僕「何だ?どうしたC?」
A「脅かすなよCちゃんw」
B「相変わらずイタズラ好きだなぁCはww」
そして僕達はCの見ているほうに視線を向けました。
すると森の中で目を赤く光らせながらスリラーを踊りながらこちらに近づいてくる何かをみていしまいました。
A「う、うわぁ!!」
B「で、出たぁ!」
僕「なんじゃありゃあ!」
C「に、逃げよう!」
そして自転車に乗って一目散に逃げましたが、後ろを振り返るとムーンウォークを高速でしながらものすごい形相で追いかけてきます。
しかも両手は上に向けて左右に振りながら...
僕達はとてつもない恐怖に襲われ、ボルトを超える全速力で逃げました。
コンビニまで着くと、なぜか安心しました。
そしてあのマイケルを超える化け物もいませんでした。
そして僕の家に帰っていろいろ話し合いました。
もちろんあのスリラー野郎について。
A「あれは何なんだよ?」
B「し、知らねえよ!」
C「ち、ちびった」
僕「まあとりあえず生きて帰れたんだから、良かったじゃん。」
するとその時、部屋の電気が消えて、もしやと思い窓を見ました。
A「もう、何なんだよぉ」
C「ひゃああ!」
B「怖い怖い怖い!」
A君B君C君は恐怖でもう半泣きです。
案の定窓の外には赤い目玉をギョロギョロしながらあいつがスリラーを踊りながらこちらに近づいて来てる訳で、今日は僕の親もいません。
もう選択肢はただ一つ、たまたまあったマイケルCDでスリラーを流してこの家から逃げる事でした。
A「逃げるしかない!」
僕「早く逃げよう!」
C「あ、あいつがぁ、来る!」
B「もう終わりだ」
A「おいB!、逃げるぞ」
そして何時間経ったでしょうか、気づけばもう朝でした。
僕達は行く宛もなく公園など歩いていました。
A「そろそろ、戻るか?..」
僕「もう朝だし、さすがにあいつも踊り疲れただろう...」
C「化け物に体力なんかあるのかよ!」
B「知らねえよ!とりあえず戻るぞ」
そして恐る恐る家に入り、スリラーをリピート再生している部屋のドアを開けました。
もうあの化け物はいませんでした。
その後はすぐ友達も帰り、あいつが現れる事もありませんでした。
怖かったです。
嘘っぽい話ですが、これは本当の話です。
怖い話投稿:ホラーテラー 厨房さん
作者怖話