これは2年前に起こった恐怖体験です。
ある日の夜、私は友人の引越し先へ、引っ越し祝いも兼ねて、友人宅へと車を走らせていました。
私の車にはナビは無く、友人から電話で聞いた情報だけを頼りに行く事となりました。
家を出て、50分くらい走ったでしょうか、「もう少しで着く」というくらいになって、案の定、というか道に迷ってしまいました。
「まぁ、あとチョイだし、なんとか着けるだろう・・」
ぐらいの気持ちで私は安気に走っていました。
が、ちょっと不思議なことに気付きました。
さっきからどうも、大きなお屋敷っぽい家の門前に出てしまうのです。
「またここに出ちまったか・・」
そう思い、また右にハンドルを切りました。
この門の前に出ると後は右折するしか道はありません。
仕方なく右折し、そして、さっきとは違う方に車を走らせました。
「今度は大丈夫だろう」
と車を走らせてると、
・・・また門の前に出てしまうのです。
ちょっと気味が悪くなり、今度はUターンをしました。
再び車を走らせて間もなく、ちょっと首がかゆくなったので首をかこうと、手を首に持っていった時です
私の首に誰かの手がありました。
「ウワァーーーー!」
そう叫んでその手を振り解こうとしました。
すると
ものすごい力で私の首を絞め始めました。
今までしたことの無い様な急ブレーキをかけ、とっさにルームミラーに目をやりました。
しかし後部座席には誰もいません。
「ウアアァァーーーッ!」
できる限りの声を出し、体を大きく揺さぶりました。
すると、
その手は自然と無くなっていきました。
その後、なんとか友人宅に着き、その事を友人に話すと、
その門は外人墓地の入り口だったそうです。
有名な名古屋の本〇のところです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話