結構有名な話なので知ってる方いるかも・・実に後味が悪い話
病室に2人の末期ガン患者が入院していた。1人は窓側のベッド、もう1人はドア側のベッド。2人は寝たきり状態だったが、窓側のベッドの男がドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。「今日は雲1つない青空だね」「桜の花が咲いたよ」「ツバメが巣を作ったんだ」
そんな会話のおかげでシを控えながらも2人共穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓側のベッドの男の容態が急変した。自分ではナースコールも押せないようだ。ドア側のベッドの男は自分のナースコールを押そうとしたがやめた。「もしアイツがシねば、窓の外の風景を直接見られる」どうせお互い先の短い命、少しでも安らかな生活を過ごしたいドア側のベッドの男は眠ったふりをして、窓側のベッドの男を見ゴロしにした。窓側のベッドの男は亡くなった。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側の男が喜び窓の外を見てみるとそこは一面打ちっぱなしのコンクリートの壁だった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名(*∩_∩*)ノさん
作者怖話