短編2
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「今日の晩御飯何?」

ある地方にしか現れない男の子の話しです。

ある寒い冬の日、高校生の女の子が学校から家に帰る途中でした。

歩いていると、マフラーの先を後ろからつかまれました。

ビックリして後ろを振り返ると、塾帰りのような格好をした男の子がいました。

その男の子は、右手に携帯電話を持っていて、「今日の晩御飯何?」と聞いてきました。

女の子は戸惑って…

「え?今日は…ごめん…わからない…。君もしかしてお腹空いてるの?」

男の子「…うん」

女の子「私、この後用事があるの。だから、チョコでいい?」

…と、持っていたチョコレートを男の子にあげました。

男の子「ありがとう…」

女の子「どういたしまして。家まで帰れる?」

男の子「うん…」

女の子「そう。じゃあまたね。さよなら。」

女の子は怖かった。

話してる途中に男の子の頭から少しながらも血が流れてきたり、妙に顔が青白かったり、チョコを渡した時に触れた手が、物凄く冷たかった。まるで…生きてないみたいに…

翌日、噂好きのクラスメートにその事を話してみると…

その男の子は、4年前に亡くなった子だと…

男の子のその日の晩御飯はハンバーグで、男の子はハンバーグが大好物で、塾帰りに晩御飯が楽しみで帰ってたら、車にひかれてされて、亡くなったと…

今もその男の子は、時々現れるそうです。

その男の子にあったら、何かしら食べ物をあげた方がいいらしいです。

くれないとついてくる可能性があるそうなので、気をつけて下さい。

怖い話投稿:ホラーテラー 琴音さん  

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