ある地方にしか現れない男の子の話しです。
ある寒い冬の日、高校生の女の子が学校から家に帰る途中でした。
歩いていると、マフラーの先を後ろからつかまれました。
ビックリして後ろを振り返ると、塾帰りのような格好をした男の子がいました。
その男の子は、右手に携帯電話を持っていて、「今日の晩御飯何?」と聞いてきました。
女の子は戸惑って…
「え?今日は…ごめん…わからない…。君もしかしてお腹空いてるの?」
男の子「…うん」
女の子「私、この後用事があるの。だから、チョコでいい?」
…と、持っていたチョコレートを男の子にあげました。
男の子「ありがとう…」
女の子「どういたしまして。家まで帰れる?」
男の子「うん…」
女の子「そう。じゃあまたね。さよなら。」
女の子は怖かった。
話してる途中に男の子の頭から少しながらも血が流れてきたり、妙に顔が青白かったり、チョコを渡した時に触れた手が、物凄く冷たかった。まるで…生きてないみたいに…
翌日、噂好きのクラスメートにその事を話してみると…
その男の子は、4年前に亡くなった子だと…
男の子のその日の晩御飯はハンバーグで、男の子はハンバーグが大好物で、塾帰りに晩御飯が楽しみで帰ってたら、車にひかれてされて、亡くなったと…
今もその男の子は、時々現れるそうです。
その男の子にあったら、何かしら食べ物をあげた方がいいらしいです。
くれないとついてくる可能性があるそうなので、気をつけて下さい。
怖い話投稿:ホラーテラー 琴音さん
作者怖話