急いでた、飛行機の時間にギリセーフかどうか、原チャリにまたがり暑いのでメットもかぶらず田舎道を走っていた。
今日も35度を超える暑さだろうか、対向車に見慣れた顔、「コラッ!ヘルメット!」自分の頭を指差しながらカブに乗る警官、「ヤバい!飛行機に乗り遅れる!逃げよう!」心の中で思ったと同時にアクセル全開!Uターンする警官、すぐそこは車通りの多い交差点、信号は赤!突っ込んで左に曲がった、追って来る警官、目の前にダンプ、なんとかかわした、後ろで大きな音!「ぶつかったか?」ちょっと心配になったが先を急いだ、胸がドキドキしながら飛行機に乗った、「あんなカブで追いかけて来る警官が悪いんだ!」そう思いながら心を落ち着かせた。
一週間後、商用を済ませて帰って来た。
今度はメットをかぶって、あの交差点に来た、花束と線香、「マジ!」死んだのか?そう思った瞬間、腰回りに手が……、「捕まえた!」後ろに警官がいた。
バイクがスリップして、俺は何度も回転して記憶が無くなった、気が付いた時は病院にいた、「後ろにいた人はどこに行ったんでしょうね?」看護婦さんが言った、「おなかにシッカリ手形が付いていたから!」退院後警察に行った後、線香と花束を持ってあの交差点に行った。
怖い話投稿:ホラーテラー ケンゾーさん
作者怖話