短編1
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いるはずのない乗客

これは1年ほど前に

大学生の時

自動車学校に通っていた時の話です。

当時、家から学校までの距離が1時間ほどかかる

ので、電車代も馬鹿にならないということで、

自動車学校の送迎バスを利用していたんです。

そのバスは家庭用のワゴン車をちょっと大きくしたようなバスで、

人が乗っていればすぐに

わかるほど狭いバス

だったんです。

ある日のこと、教習を終えて いつものように

バスに乗り、何気なく

後ろから2番目の席に

座ったんです。

バスに乗っている間は

何もなかったです。

しかし、降りる場所で

ちょっとおかしなものを

見ました。

バスは終点で それ以降は乗る人はいても降りる

人はいないという状況でした。

私が終点でバスを

降りて、ふとバスの

後部座席の見える窓を

見たら 男の人らしき

人が一番後ろの席に座っ

ているのが見えたんです

「あれ?おかしいな後ろに人なんか座ってなかったのに・・・」

私の座っている場所は

後ろから二番目つまり

男性の前の席ということになります。

いくら静かに座ったとしても後ろに誰かがいれば

気づくはずなのに・・・

終点で降りないのも変ですし、

運転手かな?とも

思いましたが、いくらい小さくともバスです

後部座席から運転手の頭が見えるはずがないんです・・・・

あれって幽霊だったんでしょうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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