その宿にとまることになった、私と彼。
しんしんと降っている雨はやみそうにない。
「ごめんくださーい!」しーんとしている宿の中・・。
「誰もいないんじゃないの?」
「は~い・・。いらっしゃいませ!!」
「1泊とまらせていただいてよろしいでしょうか??」
・・・ちゃくちゃくと話を進めていき、1泊宿にとまることになった。
「今日はここにお泊りになってください。夕飯は後ほどお持ちいたします。」
私と彼は、ずぶぬれになった体をあらにお風呂に行った。おふろに入って体をきれいに洗い流したところで、私は風呂場を出た。・・・部屋に戻っても彼の姿はない。探しに行くことにした私は、廊下を歩いていた。
「きゃーーーーーーー!!!!」
私は悲鳴を上げた。彼をみつけたがその隣には、座敷まで案内してくれた男の人が木にもたれかかって、たおれているのです。彼は、
「ここを出よう!!なんかやばいきがするんだ」
私と彼は荷物を持つと、いそいで宿を離れました。海の上にぽつんと浮かんだボート・・・。
彼はあれだ!!といわんばかりに走っていった。
ボートに乗り込み出発私と彼は命の危機をまぬがれたとおもった。
・・・数分後・・・・・
雨もやんだのに・・波もないのに・・・。
やたらとボートが大きくゆれている・・。
「お・・い。あれはなんだ??」
そう指を刺したその先には、人らしき影が・・
「あ、あれ !!さっきの宿の女将さんだよ!!
でももう1人・・・・・あれさっき死んでた男の人だよ!」
私は混乱状態におちいってそのほかのことは覚えていません。しかし1つだけ確かなことがあります。それは、女将さんと、男の人の口の中に・・・・。
<やどかり>がいたことです・・・。
ー完ー
怖い話投稿:ホラーテラー 裏切りの女さん
作者怖話