お袋が亡くなって、今年で三回忌。
少しずつ心の整理がついてきたので投稿したいと思います。昔の出来事なので、多少記憶が曖昧な事もありますが、暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
お袋はいわゆる「霊能力者」と言われる人で、幼い頃から色々な心霊体験をしていたそうです。きちんと修行をすれば、相当な高僧にもなれたし、何度も神主様やお坊様からお誘いがあったそうです。
そしてこれは、霊感の全く無い自分自身も体験した話です‥‥
以前、『オフクロさん』と言う題名で投稿させて頂いた者です。読んで頂いた皆様、コメント頂いた皆様、本当にありがとうございました。
皆様のご意見を参考に、より分かりやすく伝えれれば幸いに思います故、何卒よろしくお願い致します。
また、今回の体験は、自分の中でも、とても強烈に心の中に残ってる思い出です。
では‥‥
今思えば、あまりにも偶然が重なり過ぎたと思う。
しかしそれは、白蛇様と、自分達の家の御先祖様に動かされていたかもしれない。
今から約、20年程前の話です。
その当時、自分は小学校の高学年、兄は中学生でした。
この頃、父方の親戚が立て続けに亡くなっていました。
遠方の親戚も合わせると、春から秋にかけて14~5件は葬儀を行ったと思います。
父や祖母は「皆、年齢が近いから仕方ない」等言いながら、本当に沢山の葬儀をこなしていました。
皆、死因もバラバラで、寿命を全うした方や病気で亡くなった方が殆どですが、その中でも、一番父に近かった親戚の方が亡くなった時から我が家では【始まった】のだと思います。
そして、その時点で異変に気付いていたのは、母だけでした。
その親戚の方の葬儀中、母はずっと俯き、顔を青ざめて、ずっと「気を付けなければ」と言っていました。
きっと自分達の一族に降りかかった【怨念】を察知していたのではないのかな
と思います。
母は
祖母、父、兄そして自分にそれぞれ何かの名目で御守りを渡していました。
母「今、B(自分の事)にはお祖父さんがずっと守ってるし、多分大丈夫。
問題はA(兄の事)なんだ。Aには今は私の守護霊様に見てもらってる。
その間に、何とかしないと」
母は自分に御守りを渡した時に、この様にブツブツと呟いていました。
勿論、自分にはこの時、何のことかサッパリ理解出来ませんでした。
一番近い親戚の葬儀から2週間程過ぎたある日、それは突然やってきました。
その当時、いつもなら学校が終わって家に帰って来たらすぐに、カバンを部屋に放り投げ遊びに行く自分が、何故か「家に居なきゃ」と思い、友人と遊ぶ約束を断って、家に居る事にしました。
学校から帰ってきて「ただいま」と言うと母がリビングのTVの前に、自分(リビングのドア)に対して背を向けて正座してました。
いつもなら
「おかえりー」や「遊んで歩いてばかりいないで、たまには勉強でもしなさい」等、言ってくる母が終始なにを語りかけても「‥‥‥」
ずっと無言です。
身体を左右に小刻みに揺らして、TVの黒い画面を凝視ています。
自分は気味が悪いなと思ったのですが、あまり気にせず、自室に籠もってました。
コンビニに行ったり、飲み物を取りに行ったりしてリビングを通ったのですが、母がTVの前から一歩も動かず、全く同じ姿勢で身体を揺らしています。
いい加減不審に思い「何やってるんだよ?」と言い、母の肩を掴んで、顔を見た時‥‥‥
余りの凄まじさに驚愕しました。
白目が真っ赤に充血してて、涙を流し
黒目が白濁色?(表現が下手ですみません)みたいになっていて、肌は全体的に赤黒く、首の付け根から顔にかけて血管が無数に浮き出ていて、鼻血を出していました。
自分は「うわっ!!」とビビって後退りをしました。
その瞬間、「パンッ!!」
と音が鳴り、以前母から貰った御守りが吹っ飛びました(御守りは家のカギと一緒にキーホルダーに括り付けていました)
硬直して動けずに居ると、玄関から「ただいまー」と兄の声が聞こえてきました。
自分はすぐ我に返り、兄の居る玄関まで走って行きました。
自分「A、母さんが大変なんだ!!すぐ来てよ!」
兄「は!?何言ってるんだよ?」
兄に事情を説明しながら、二人でリビングのドアを開けた瞬間に「バンッ!!」
今度は兄の御守りが吹っ飛びました。
兄「これはヤバいかも」
自分「は?何が?それよりも母さんが‥‥‥母さ‥ん?」
自分が母の方を見ると、さっきまで背を向けて正座していた母が、こちらを向いて立っていました。
相変わらず、身体を左右に揺らしたまま、振り幅は先程よりも大きくなっていて、表情はより一層気味の悪いモノになっていました。
こちらを凝視してる母が、一瞬だけ正気に戻りました。
母「ふだり共‥‥何じでる゛の‥‥お゛守りぼって‥‥‥早ぐ逃げ‥‥」
自分はパニックになって、母が何を喋っているかわからず「何言ってるの?」と聞きに、母に近付こうと思ったその時
兄「B、逃げろっ!!」って言葉と同時に自分の身体がリビングの壁に激突しました。
母に吹っ飛ばされていたのです。
いくら小学生とはいえ、当時の自分は体も大きい方でしたし、何が起きたか理解出来ませんでした。
兄は急いで吹き飛んだ御守りを拾い、自分の腕を掴んで「和室に逃げるぞ!!」と言い、リビング側からでなく、廊下側から和室に飛び込みました!!
それと同時に母が
「ゥゥヴァァアァァ!!」
と言葉にならない叫び声を上げて、自分達の方へ突き進んできました。
間一髪で和室の襖を開けて、兄と自分は飛び込み、襖を閉めました。
すると、瞬間移動でもしたのか?と思う速さで、リビング側の襖を、しかも手を使わずに
スゥー バタン
と開け、その奥に母が立ってました。
自分はガタガタと震えていました。
兄は少し冷静さを取り戻し、リビングに居る母と向かい合っていました。
兄「B、よく聞け。とりあえずアレは母さんじゃない。母さんだけど、母さんじゃないんだ。分かるか?」
自分は震えながら頷きました。よく見ると兄も震えています。
兄「例の念仏唱えるぞ」
そう言って、兄は御守りを手に持ち、唱え始めました。
「御阿盆伽***」※念仏に関しては、省かせて頂きます。『オフクロさん』参照
兄と二人で長い念仏を、何度も繰り返し唱えていると、周りの空気が音を立てる。
ピキッ…ピキ
ガタンッ
と、和室とリビングを仕切る襖が倒れた。
母は和室に入って来ようとするが、見えない壁?があるのか、和室の入り口付近で突っかかってる。
ピキッ…パリンッ
何かガラスが割れた様な音がしたと同時に自分は『何か』に足を掴まれ、転びました。
兄「B、御守りは?」
自分の貰った御守りはリビングのテーブルの辺りに落ちています。
(さっき飛ばされた時だ)と思い、涙目で兄の方を見ると、兄が 「ちくしょう!!」と言い、自分の腕をがっしりと掴みました。
自分はだんだんとリビングの方に引っ張られて行きます。
兄が必死になって自分の腕を掴んでいました。
自分は引っ張られる痛みと、恐怖で泣き叫びました。
兄が、ふと思い出したかの様に、自分の御守りを母に投げつけました。
その瞬間、自分の足を掴んでいた(巻き付いていた)何かが外れて、自分は縋るように兄に飛びつきました。
母は御守りが顔に当たり、一瞬苦しんだかと思ったのですが、すぐに自分達の居る和室の中に歩いてきました。
自分「あれ!?さっきまで入れなかったのに何で!?」
涙声でいいました。すると兄が
兄「狙いは俺なんだ、B!!逃げろ!」
と言い、自分を ドンッ と突き放しました。
母はゆっくり兄に近付いていき、やがて兄の首を絞め始めました。
自分「止めろっ!!」
母に飛びかかっていきましたが、ビクともせず、兄の首を絞めつけます。
兄は苦しそうに「ヴッ」と声を上げ、母の目は涙が溢れていました。
その時です。
玄関から音がしました。
「ただいま~」
いつも帰宅が遅い筈の父が帰ってきました。
自分はすぐに大きな声で「父さんっ!助けてっ!!」と叫びました。
唯ならぬ気配を察したのか、父が「大丈夫か?」とリビングを覗き込んだ瞬間、兄の首を絞めてた母が急に手を離し、凄まじい勢いで後退りし、TVとカーテンの間の隙間に待避した。
兄が苦しそうに咳き込みながら、父に事情を説明した。
黙って頷いて全てを聞いた父は、母にゆっくりと近付くと、母は激しく警戒した。
どうやら母に憑いている何かは、狙いは兄と自分(重点的には兄)で、父には弱い(父の事を恐れている)様子だった。
父が何を話しかけても母は「ゥウゥ」とか「アァァ」しか言わないので、父は自分にこう言った。
父「すぐ○○寺の住職に電話しろ!」
○○寺は、家の比較的すぐ近くにある、地元では有名な寺で、母の力の事でいつも何かとお世話になっている寺だ。
自分が電話した所、「すぐに向かうので待ってて下さい」との事。
その間も、父が近くで母を見張っている時は何も出来ないが、父が母を掴もうとすると激しく抵抗し、また、隙あれば兄の首を絞めにいったりと、一進一退を繰り返していた。
そして数10分後に玄関のチャイムが鳴った。
住職「失礼します」
そう言って住職さんは、2人の従者を連れてリビングに入ってきた。
住職「これは‥‥‥おい、すぐに△△寺と××寺の住職に電話して、○○寺に来て貰え!」
従者「はいっ!」
住職「お父さん、そのまま動かずに、奥さんの近くに居て下さい。A君、B君。よく頑張ったね。」
兄と自分はこの一言で安堵し、号泣した。
住職「お母さんは君達を必死に守ろうとして、おそらくここ2週間程、ずっと一人で闘ってたみたいだよ。勿論、意識、身体を乗っ取られた今でも内側で必死に闘ってる。」
住職「詳しい話は当寺で話します。お父さん、貴方が普段着ている物‥‥そうだな‥‥Yシャツがいい。2~3着お借りできますかな?」
父「はい、どうぞ」
父が一瞬目を反らした途端、また母が兄に向かって手を伸ばした。
住職さんと従者の方で取り押さえたが、力が強く、住職の数珠が吹き飛んだ。
住職「お父さん、手伝って!!コノ方はあなたの事が一番恐ろしいみたいだ!B君、急いでお父さんのYシャツを持って来て!」
言われるがままに父のYシャツを持ってきて住職に渡した。
住職はYシャツにお経の様な言葉を囁き、印を結ぶと母の手と足を縛り付けた。
母は激しく抵抗するも、父が抑え付けると力を失うようだった。
相変わらず目は充血し、黒目が白濁色になってて、首の付け根から顔全体にかけて血管が浮き出て、糞尿を垂れ流している。
住職「急いでお寺に向かいます。説明はそこで。」
母の着替えと、念珠を持ち、一同○○寺へ向かった。
母は奥の御堂で縄で囲んである場所に寝かされ、今は安静との事。自分達は別室で住職さんに話を聞いた。
住職「まず、結論から言いましょう。お母さんに今憑いている者、かなり高等な動物霊、限りなく神に近い存在です。
とても私一人ではお祓いは出来ません。
失礼ですが、ここ最近、親族の方が亡くなっていませんか?それも大勢。貴方達一族に強い怨みを持った動物霊です。
今、私の他に二人、同じ宗派の住職に此方に向かって貰ってます。恐らく、とても長い闘いになると思います。」
相手は動物霊と言えど、神格化したモノ‥‥
不安だけが大きくなる中、従者の方が自分達の待つ部屋に入ってきた。
従者「△△寺、××寺の住職、お二方お揃いになりました。」
御堂の中には住職3人、従者5人、父、兄、自分の計11人で籠もり、お祓いが始まった。
母は縄で括られたスペースのの中で正座しながら身体を左右に揺らしている。
住職達が一斉にお経を唱え始めた。
母の表情が段々と苦しそうになっていく。がしかし、縄の外には出れずに、身体を揺らしている。
5~6分位経っただろうか、意識が少しずつ朦朧としてきた。父と兄の方を見ると、二人とも同じ様だった。
‥‥‥
‥‥‥‥?
ここは何処だろう?気が付くと、周りの風景が変わっている。
とても古い、昔の風景‥‥なんだか時代劇を観てるみたいな‥‥
あぁ、あれは誰だろう?
泣いている。どうやら飢饉?沢山の人が亡くなったみたいだ。
畑を増設して収穫を増やすってさ。
その為には、あの御神木を切らないといけないみたいだ。
村中で賛否両論が起こる中、当時の村長が決断した。
御神木を切ろう。
御神木の根元には蛇の一家が住んで居た。
人間達とも上手く付き合ってて、子供も産まれたばかりだった。
ある日、蛇一家が寝静まっていると、唯ならぬ気配に父蛇が起きた。
様子を見に巣の外に出た途端に、斧で首を切り落とされ、殺された。
御神木には火が放たれた。
母蛇は子供達を匿い、村人達に話しに行った。
「この大木は神々の宿る木とされ、我々は代々、この木に住まう物(物の怪?)、何人たりとて、手を掛ける事は許さん!!」
村長「すまねぇ、本当にすまねぇ。だが、こうしねぇと皆が飢え死んでしまう。祟られるのは恐ぇが、飢え死にするのはもっと恐ぇ。分かってくれ。」
「貴様、自分が何を言っているのか解ってるのか?この大木と我々に手を下すのは神罰と受け取るぞ!!」
村長「皆で話合ったんだ。勘弁してくれ」
そう言って母蛇を捕まえ、首を切り落とす。
惨い景色。大木は燃え、周りの木々は薙ぎ倒されていく。
首だけになりながらも父蛇、母蛇は必死に村長に頼み縋る。
「分かった。住処はもういい。どうにか、子供達だけは逃がしてあげて欲しい。まだ幼い‥‥産まれたばかりなのだ!!」
村長「‥‥‥
全部連れて来てくれ」
燃え盛る大木の中から、ぞろぞろと子蛇達が出てきた。
「燃えてる、巣が燃えてる!!」
子蛇達は動揺し、騒いでいる。
「いいかい、お前達!?全員揃った?これから散り散りになって、出来るだけ遠くに逃げるんだよ!?」
その瞬間、村人達はまだ幼い子蛇達を一匹残らず殺し始めた。
ある者は踏み殺した。
また、ある者は持っている斧や鍬で切り殺した。
また、ある者は燃え盛る炎の中に放り投げ、焼死させた。
「何をしている?止めろ!約束が違う!!」
村長「お前達は御神木に住んで居たんだ、他の物の怪よりもずっと力がある。今ここで全部根絶やしにしなきゃ、必ず復讐に来る。」
そう言って村長は、父蛇の頭の部分を踏み潰した。
「ヤメロ!!キサマ!ユルサヌゾ!!」
村長「本当にすまない‥‥」
そして村長は母蛇の頭を踏み潰した。
「コロシテヤル!ヒトリノコラズノロイコロシテヤル!!」
その惨劇は、言葉では言い表せれない位の物だった。
木々は全て焼かれ、切り落とし、勿論、御神木とて例外なく、焼け跡が残るだけだった。
その後、焼け跡地を耕し、稲を植え、次の年には収穫が有り、村は飢えから救われた。
その頃から、村では怪死が流行りだした。
まず、村長の一家が息絶え、さらには村の半数以上が死に絶えた。
老若男女関係なく、次々と亡くなっていった。
村人達は「御神木の蛇達の祟り」と騒ぎ始め、村から一番近くの寺にお祓いしてくれる様、頼み込んだ。
その寺の坊主は「御神木と守り神に手を下すとはなんと愚かな‥‥自業自得です」とは言った物の、放っては置けずに、従者に命令し、近くの力有る坊主を数名集め、その村に供養に向かった。
坊主達が村に着く頃には村の8割りが亡くなっていた。
坊主達は先ず、御神木の在った場所に祠を建て、生き残った者すべての体の一部(髪の毛等)を麻袋の中に入れて祠の中に安置し、松明を立て、三日三晩、寝ずに供養を始めた。
そして供養が終わると、坊主達は村人達にこう言った。
「これから毎日、祠をお祈りし、掃除、御供え物を欠かすことなく。
自分達の行った悪行を心から反省し、これからは生を重んじ、森羅万象全ての生命を尊んでいく事。」
村人達は涙を流しながら、坊主達にお礼をし、本当に反省して心から供養をしたそうだ。
それからは村中に起こった怪死も無くなり、繁栄をしていった。村を離れる者もいれば、残る者もいる。しかし、呪いは何時までも残る。時と共に薄まってはいたが。
その呪いの基を辿って行くと、自分達の御先祖様に当たるという事。
ふと、夢から覚めた様に風景が戻った。
ここは○○寺の御堂の中だ。気が付くと自分は大粒の涙を流していた。
それは父や兄、住職さん達や従者達も一緒だった。
母も縄の中で正気に戻ってた。
すぐに従者の方と父で別室に移動して、御先祖様の出身地区を調べた。
その日のうちに何故今頃になって呪いが再び起こったのか、凡その検討はついた。
T県の◎◎市での区画整理。それによって祠が撤去された事や、数年前から、祠を管理してる寺が無くなっていた事等が原因だと解った。
結局、後日に祠は別の場所に立て直し、○○寺と同じ宗派の寺に頼んで供養していく事になった。
その日住職さんに「念の為お母さんは1ヶ月程当寺で修行して貰います。まだ呪いが完全に無くなった訳では無いですし、精神が衰弱してますので、もし違う悪霊が来たら今は闘う術が有りませんので。」
承諾した自分達は、まだ夢の中に居る気分だった。
そしていくつか住職さんに質問をした。
まずどうして兄を執拗に殺そうとしたか?それは兄が直結で御先祖様の血を引くから。
父は一人っ子。祖父は次男だが、戦争で長男が亡くなっている。
曾祖父も同じといった様に、今現在生きてる中で、兄が最年少の御先祖様の血を受け継ぐ者。
次に何故父には恐れを抱いていたのか?それは、父が成熟しきった男性だったから。神格化した蛇様といえど、やはり一度殺された血筋を持つ男性で、しかも父は生まれつき霊的な干渉は受け付けない体質らしい。
他にもいくつか質問したのですが、本当に長くなってしまうので省かせて頂きます。
最後に住職さんがこう言ってました。
「神格化した蛇は現在、白蛇様となっています。本来は福を呼び、邪を食らう存在として奉られてます。もしきちんと供養をして、怨念が去れば、貴方達一族を護ってくれるかもしれませんよ。」と。
そして1ヶ月後に迎えに行くと約束した母は5日で戻って来た。髪の毛を剃ってたのはびっくりしたが、本人は「一時的に」だそうだ。
住職さんには「素晴らしい。あれだけの怨念をたった5日で浄化して、取り込む程の器があるとは‥‥」
と驚愕していたそうな。
それとなく、意識がなかった時の事を母に聞いてみた。
「最初は何とかなると思った。父は生まれつきなモノで大丈夫だと思ったし、Bは祖父がついてる。しっかり護ってくれてるよ。
只、問題はAだった。あの子は自分の器の大きさにまだ気付いておらずに、あの子を護ってくれてる方もそれ程力は無い。だから私の守護霊様達に御願いした。
そうしたら、自分があんな目に遭ってしまった。もう二度とゴメンだね(笑)」
そう言って母は苦笑いしていた。
また、白蛇様とはどのように闘っていたのか?
母「そんなに憎ければ、私の命ならいくらでもくれてやる。家の家系もどうでもいい(笑)だけど子供達に手を出してごらん!!貴方の輪廻先を魂からすべて呪い滅してやる!!その変わり、仮に子供達を護ってくれるのであれば、今後は浄化先まで私が貴方達一族を護って差し上げますって(笑)」
母強し‥‥そう思った瞬間だった。
それからというもの、我が家では小さな霊現象が無くなった。(いつの間にか霊が入り込んでたり等)すべて白蛇様が食らっているみたいだ。
最後に
読んで頂いた皆様、本当に有り難う御座いました。
1話目を書き込んだあたりから、急にPCの調子がおかしくなり、フリーズしたまま動かなくなる、データベースに接続出来なくなる等のトラブルで、急遽全話を携帯から投稿させて頂きました。
皆様には、読みにくい、改行が多い、話が長い等、不快にさせた事を深くお詫び申し上げます。
コメント頂いた皆様、御指摘頂きまして誠に有り難う御座いました。
同じ過ちは二度と繰り返さないよう注意致します。
まだ、書き込みたい事が御座いまして、全てではありませんが、自分の中でまとめて投稿させて頂いた所存で御座います。
最後までお付き合い頂き、誠に有り難う御座いました。
怖い話投稿:ホラーテラー エリオットさん
作者怖話