すごく長いんで
暇があったら読んでください
先生「お前ら!夏休みだからって
気を緩めるなよ!出会い系サイトや
不純異・…」
生徒A「だり〜な〜 ど〜でもいーから
早く帰らせろよなぁ?」
生徒B「同感〜」
先生「……髪を赤くして始業式に来たら
すぐ帰らすからな!わかったか
お前たち!」
「はーい」
キーンコーンカーンコーン♪
カナ「ねぇ〜ミカ〜髪染めるでしょ?
あたしミルクティーっぽい
色がいいなぁ」
ミカ「そんな事より明日エク付けに
行くんだぁ♪」
カナ「話聞けしぃ」
これは、ある夏ミカが経験した話
終業式が終った翌日
ミカはエクステを付けた
少し高かったが
今までと違う自分を見て嬉しくなった
不思議な体験をし始めたのは
この頃からだった
お風呂に入っているときに
誰かの視線を感じたり
トイレに入ってる時や
自分の部屋に居るときも視線を
感じていた
たまに誰かに
頭を引っ張られるようなこともあった
そばに誰か居る訳でもないのに
不思議な体験は
日を増すごとに増えていった
ついにミカは
視線の正体が見えるようになった
それは髪の短い女性だった
ミカは怖くなり
友達のカナに全てを話した
カナは「気のせいだよ」と言ってくれたが
ミカには見えているのだから
気のせいだなんて思えなかった
そしてついに事件が起きた
ある夜
ミカがコンビニに買い物に行った帰りに
それは起こった
信号を待っている間
また誰かの視線を感じた
後ろを振り向くと50メートル程後ろの
街灯の下にあの髪の短い女が居た
ミカは早く信号が変われと強く思った
念が通じたのか
信号はすぐに青になった
ミカが自転車を漕ぎ
交差点を半分渡った時だった
ミカは急に誰かに髪を掴まれた
そのままミカは交差点で倒れてしまった
瞬間的に信号が赤になった
それと同時に
車のヘッドライトがミカを照らした
だが誰かに髪を押さえつけられ
動けなかった
ミカが「ヤバイ!!」と思った時に
髪を押さえつけていたものが
消えた
間一髪でミカは助かった
それ以来は特に変わったことはなく
楽しく夏休みを過ごした
夏休みも残り5日になり
宿題をやっていなかったミカは
焦っていた
残り2日になり
ミカは、やっと宿題を終えた
残り1日になった日
カナの宿題を手伝うために
ミカはカナの家に向かった
カナの家に着き
宿題を始めた
休憩を、はさみながらも
なんとか宿題は終わった
カナの宿題が終わる頃には
時間が夜9時をすぎていた
外は真っ暗だった
暗いのが苦手だったミカは
急いで帰路につく
ミカは無事に家につき
家の門に手をかけた時だった
ミカは誰かに髪を掴まれた
そのままミカは地面に叩きつけられた
その時にミカは見えた
髪を掴んでいるのは
笑っている髪の短い女だった
ミカは激しく抵抗した
だが女の力は凄まじかった
助けを求めたが声が出ない
一瞬女の力が弱まった
ミカはここぞとばかりに
大声で助けを求めた
「たすけっ…!」
また凄まじい力が加わったと思った瞬間
ミカの髪を掴み女は勢いよく走り始めた
その速度は尋常じゃない
まるで車に括り付けられて走っているようだった
「ズズズガーグチュグチャッ」
ミカはアスファルトの上を引きずられ
自分の肉や皮が引き裂けていくのが
わかった
段々と意識が遠のいていく
だが女の笑い声は聞こえた
甲高い声で狂ったように
笑っていた
「ハハハハハハハハハハハハハ」
ミカの意識は完全になくなっていた
だがずっと女は引きずり続けた
10時を過ぎても帰ってこない
ミカの母親はミカに電話をした
すると電話の着信音が外で鳴っていた
母親が外に出ると
門の所に
ミカの携帯と倒れた自転車があった
もがいていた時に
携帯を落としたのだろう
それを見た母親は
瞬時にミカになにかあったんだと
察して警察に捜索依頼を出した
その夜は赤色灯が永遠と夜の闇を照らしていた
翌日
始業式に来たミカのクラスの皆が衝撃を受けた
先生「みんなに悲しい話がある」
先生は泣きながら話していた
先生「ミカが亡くなった…今朝遺体が
見つかったんだ。」
先生は遺体の状況までは語らなかった
そうミカの遺体は見るも無惨なくらい
グチャグチャだった
家からは10キロ程離れたとこに
遺体はあった
不思議なことに引きずられた後は
地面には無かった
あの女はいったい…
by
怖い話投稿:ホラーテラー さん
作者怖話