短編2
  • 表示切替
  • 使い方

錯覚

俺の先輩は、

sixsenseが強いらしく、

見えないはず!

のモノを感じることが度々あるらしい

ある時聞いた話で

昔、彼女を乗せドライブしていて

ある幹線道路を走らせていたとき

助手席の彼女が眠りについたので、上着を被せてやろうと運転しながら彼女の膝元に上着を持っていったとき

突然目を見開き◎◎起き上がるなり

『!!アナタが☆◆△!!』

と訳の分からぬ事をいい、また意識を失ったように眠りについたという話を聞いたことがある

またある時

某遊園地・お化け屋敷イベントで

夜間特別開催に出かけ、係員からの注意事項で

『スタッフは、決してお客様に触れることはありませんので乱暴はしないで下さい』

と言われ入っていくと、確かに脅かしには来るが、触れることは無い

ただ…

ずっと何もせずに此方を伺う眼差し…

一定の間隔を開け近寄っても来ない

明らかに生身の人と違う感覚を感じたらしい

そんな先輩とドライブに行くと

普段は、もっぱら助手席の先輩が、たまに運転をしてくれる

そんな時は、決まって

ほっそい辺鄙な道を選んでいく

ある日の夜中

『アッ!?』

と指を指した方向に小学低学年の男の子

!?

夜中に一人で居る筈が無く、ヤバいモノを見ちまった

と、ビビっていたら

田舎の横断歩道に置いてある石像でした。

またある時は、

対向車が来れば明らかにカワレないような、

片側崖、落石注意の看板のある道を行き、

人っ子一人居ない道を上っていて

突然、前方に園児が!!?

独りで何!?

バックも出来ず近付いていくと、

鹿の白いケツが崖を登っていった。。

思い込みって恐ろしいね。。

恐怖心があると何でもないモノまで

変なモノに錯覚しちまうね。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長兼社長さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ