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短編2
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悲しい幽霊が消える時 1

こんにちはっ。

また投稿させて頂きます、ナナです。

今回の話は、私と友人に実際に経験した心霊体験を綴りたいと思います。

去年の7月中旬頃、私と高校の頃仲良くしてた友人5人、計6人で箱根の温泉旅館に旅行に行きました。

2泊3日で観光したり、飲んだり、温泉でガールズトークしたりして楽しんでました。

その旅行の帰り道、テンションにエンジンが掛かりっぱなしな子供な私が、ちょっとした好奇心で「肝試ししたいっ」と提案してしまいました。

遊び半分で肝試しとかしてしまうのは、罰当たりでダメだというのは分かっていたのですが……

好きなのです…

この提案に友人一同がノリ気になって、さっそく現在地から一番近い心霊スポットを探して、そこに行く事になりました。

そこは名前は伏せますが、かなり昔に廃屋になったホテルでした。

窓ガラスが割れてて、薄暗くて、遠くから見ても不気味でまるでホラー映画のセットの様。

私は既に怯えてました。

怖いの好きですが、怖いものは怖いのです…

さっそく車を脇に停めて、皆で探索を開始しました。

そのホテルは五階まであり、さすがに全部の部屋を見る度胸なんてないので1階だけ見て回る事に決めました。

私は友人の中で一番背が高い男の子のシャツの袖を、力一杯引っ張ってなんとかゆっくり着いて行きます。

はしゃぎながら進んで行くと、突き当たりに『パーティルーム』と書かれた看板とその横に大きな扉がありました。

さっそく入ってみよう扉を開けます。

すると開けた瞬間です。

「うお!っざけんな、逃げるぞ、マジやべえっっっっ!」

と扉を開けた男の子が叫びながら走りだしました。

私達はもう、その子がすごい表情で叫んだものだから、訳も分からずパニックになり回れ右して走り逃げました。

走ってる最中その子はずっと叫んでるし、その子の近くにいた女の子はもう号泣してました。

手際よく車に乗り込み、エンジンをかけ、急いで車を走らせました。

近くのパーキングエリアで、その叫んだ男の子から話を聞きました。

「いやね、扉開けたじゃん?そしたら地面から生えてきたんだよ、めちゃめちゃな体した女が。」

その子曰く、まるで地面に穴が空いてて、その穴から顔と体がぐちゃぐちゃになった女の人がもうスピードで生えてきた、らしいです。

続きますので、良かったら読んで下さい。

怖い話投稿:ホラーテラー ナナさん  

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