書く前に一言断っとく。
猿夢なんだよ。
俺は寝てて、まぁ、夢ん中とは気付かなかったんだけど。
唐突に、俺は自殺しようとしてるわけだ。
で、自殺代行屋みたいなやつに頼んだんだ。
そんで、夢の中の自分は自殺方法を焼死に決めていて。
親も何故か自殺に賛成で、そこに立ち合っている。
俺は、一緒に焼きたい物、親に見られたくない物、処分したい物も一緒に焼くために、俺が死ぬ場所、焼却部屋にそれらを詰め込んでいる。
少し、怖くなる。
自殺代行屋が横に立っていて、俺に話し掛けた。
「大丈夫ですよ。薬を飲んで眠りながら焼かれるんですから。熱いと思う間に死ねます」
自殺代行屋の男は何故か笑いながら言った。
そして、俺は焼却部屋に入って横になった。
胸の前で腕を組み。
目を、つぶった。
そこで、意識がはっきりしてくる。
『これは夢だ』
そう思った瞬間。
息が出来なくなってくる。
『苦しい。俺は死ぬのか。つーか、なんで俺、自殺なんてしようと思ってるんだ。死ぬのなんていつでも出来る』
そう思った途端。
パンッと意識が弾かれて、夢から目覚めた。
もう少しで寝ながら死ぬとこだった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話