ある日の深夜、家電が鳴った。
家族はみんな寝ていたので、唯一起きてた私が電話に出る事に。
こんな時間に誰だろう……と思いながらも受話器を取る。「…もしもし?」
電話の相手は母の知り合いで、近所に住むおばぁちゃんだった。私も小さい頃は、そのおばぁちゃんによく遊んでもらったりしていた。
『もしもし〜、こんばんわ。こんな時間に電話してごめんなさいねぇ』とおばぁちゃん。
何事かあったのかと思って
「おばぁちゃん、どうしたの?何かあった?」と聞くと
『いやねぇ〜父がさっき急に帰ってきたのよ。今から眠るって言ってるんだけど、父のぶんの布団がなくてね…。だから、布団が余ってたら今日だけ貸してもらえないかしら?急に帰ってくるから私も驚いちゃったわ〜』
電話の声で目を覚まして来た母に、事情を説明して代わってもらった。
「おばぁちゃん。冗談はやめてくださいよ(笑)おばぁちゃんのお父さんは何十年も前に亡くなってるでしょ?」
母の言葉を聞いて、私は全身が粟だった(笑)
その後も、
『お風呂のフタをあけたら小学生くらいの男の子がいつも座ってじーーっとしてるんだけど、どこの子かしら?私は別に迷惑じゃないけど、親は心配しないのかね…。警察に言おうかしらね』とか相談を受けたりしました(笑)
別に、それ以外の私生活ではボケてる様子もなく至って普通のおばぁちゃん。
今も健康に生きてます。
長生きしてくださいね。
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実話ですが、何も怖くなくてスミマセン(笑)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話