これはあたしの母が本当に体験した話です。
その日、母は高知県の四万十の方へ友達と旅行に行っていました。
綺麗な風に触れ自然を満喫して
次は宿につきました。
母が泊まった部屋の窓の外はすぐに海で、その窓は開きません。
夜。
母は寝ていました。
夜中に目が覚めて、その窓の方を何気なく見ると、風が入る事はない窓のカーテンがゆらゆら揺れています。
その時母は、寝ぼけていて、その事について何も思っていませんでした。
次の朝、掃除の人が来て、その窓の下らへんを見るなり、
『ここに何かこぼしましたか?』
母は覚えがないので、
『昨日は何も、飲んだり食べたりしてないんで、知りません…??』
と言った。
やっぱり自殺した人がいるんだ。
母は思い出した。
カーテンがゆらゆら揺れた時、横目で真っ白な顔が見えた事を。
怖い話投稿:ホラーテラー 悪鬼さん
作者怖話