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短編1
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屋敷の自画

ある森の奥に

古い屋敷がぽつんと立っている。

中に入ると、暗闇で何も見えない状態。

窓は一つもなく、扉は出入り口のみである。

この屋敷は外から見ると、3階建てとわかるのだが、

入ってみると、

屋敷のホール内では2階くらいまでの高さであるが、

手探りで探してもそれより上への扉らしきものは見つからなかった。

仕方なく、帰ろうと入り口の扉の方へ向くと、

ある一点に気がつく。

扉は外側からでは鉄製であるが、内側からでは鏡状となっている。

そして、鏡が向いている方には

一枚の絵が飾られている。

その絵は自画像。

友達が苦しいそうな顔をしていたような表情だ。

そのあと、何もなく帰った。

翌日、友達は死んだ。

交通事故だったらしい。

その現場は偶然遭遇した。

学校の帰り道だった。

昨日見た、自画像と同じような表情をしていた。

まさか…

あれに書かれていたのは

死に際の顔だったのかもしれない…

怖い話投稿:ホラーテラー IMIさん

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