三沢光晴選手をご存知でしょうか?
プロレスファンなら尚更で亡くなる前は少しバラエティー番組にも少々、顔を出していた。
一年前の試合中に斎藤選手のバックドロップを見事に頭から落ち、そのまま帰らぬ人になってしまった。
元々、身体にガタがきていて、とてもリングに上がれる身体ではなかったらしい。なのに、プロレスラーの誇りか、自分の試合を楽しみにして来たお客様の為か、何事にもないように無理をしてリングに立ち、三沢光晴という存在感を示した。
三沢光晴選手を俺は中学二年の時に初めて知った。初めてブラウン管越しに見た彼の存在感にたちまちファンになった。
観客席の三沢コールが大きく、川田・小橋選手と組んでいた。
対戦相手はジャイアント馬場の弟子のジャンボ鶴田がいた。鶴田さんの存在感さえ大きいのに、観客席の三沢コールに「この人はそんなに凄い奴か?」と彼の魅力が底から湧いた。
初めてプロレスを生で観戦しに行った日も全日本プロレスだった。(今はNOW)小さな小さな俺の地元の市民体育館に三沢光晴がやって来た。雪が降った夜をバスで向かったのも覚えている。
ジャイアント馬場さんやテリー・ゴディー選手。
そして三沢光晴選手。
今は亡きビッグレスラー3選手がよくこんな小さな田舎にやって来たもんだ。生で観戦した記憶は俺は忘れない。
かれこれ、もう長い年月になります。
なぜ、俺がこんな怖くもない話を書いたかというと、つい最近長い事、落ち込んでいた。
色んな事が重なり、押し潰されそうになってきた。
中々、出口の見えないトンネルをダッシュで走ってるのに、俺が望んでる答えが見えて来ない。まぁ、何というか、八方塞がり?多分、人生で初めて感じたのかな?
社会人になると、あの頃のプロレスから自分が自然と離れ、去年の三沢光晴さんの試合事故からの亡くなりに衝撃を受けたのはありましたが、それなのに昔ほど熱くなるものがなくなり、自然とプロレスから離れてしまった。
かなり落ち込んでいた俺に昨日の夢に三沢光晴選手が出てきた!
夢の中の三沢選手は何も語らず、微笑んでいた。
多分、ポスターか写真の笑った顔が何枚か夢に現れ、それがたまたま笑顔だった。
その夢を見て、当時の頃を思い出した。それと同時に、今までの心のモヤモヤが嘘のように消えた!長い間、落ち込んでいたのに、一瞬で消えてしまった。
きっと「元気を出せよ!」と他人の俺に言い来たのかもしれない。
そう思うと目頭が熱くなってきた。偶然かもしれない。しかし三沢選手の夢で長い間の落ち込みが消えたのが「元気を出せ!」の言葉を俺は受け止めたい!
だからこのサイトで三沢選手にお礼が言いたい。
ありがとう!そして俺はあなたのように強くなります!!
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話