福岡県田川市の青年20歳、母子家庭でおとなしく、内気な青年だった。
同県田川市の工場で働いていた。親孝行で毎月給料を母親に10万円のうち7万円を渡していた。凄く優しい青年だった。
青年が免許を取ったお祝いに母親が車を買ってくれたそうだ。
しかし.....この様な事になるとは本人も予想していなかったはずだ。
それは1988年12月7日の事、青年が仕事が終わり帰り道の出来事です。
ある信号機で青年は赤信号の為待っていたそうです。
その時たまたま通りかかった知人の男性たちに目を付けられたそうです。
その知人男性たちはトラック運転手の青年に「デートに車が必要なんだ、車を貸してくれ」と言った。
青年は勿論反対した。せっかく母親に買って貰った車を貸せる訳がない。
しかし知人男性たちは断る青年に腹を立て乱暴に車から引きずり出して、殴る蹴るの暴行を加えてそのまま拉致した。
そしてそこでも激しい殴る蹴るの暴行を加えた。しかし夜中その知人男性たちが眠ったのを見計らってその場所を抜け出した。そして2kmという距離を歩いた。(自宅に向かって)しかし逃亡に気づいた知人男性たちはずぐ様青年を見つけだして再び拉致した。
怒った知人男性たちは今度は逃げられないように北九州市の刈田港に連れて行った。そこでも激しい殴る蹴るの暴行に加えて青年を海に落とそうと蹴った。それでも青年は死にたくない一心でフェンスにつかまり暴行に耐えた。
しかしパールで掴んでいる手を何度も打ちつけて血が手から沢山流れていたらしい
余りにも酷い光景に知人男性のひとりがもう止めようと言った。
しかし、リーダー格のひとりが、俺達共犯だからなと言ったらしい。
このままじゃ捕まると思い、殺そうとなった。
この時青年の人生は決まった。
北九州市刈田港から福岡県の直方方面にある犬鳴峠に連れて行った。
この場所は心霊スポットとしても地元では有名な場所らしい。
そこのトンネルに連れて行き、待たせている間知人男性のひとりが、近くのガソリンスタンドに行き、[単車がガス欠なのでガソリンください]といいガソリンを知人男性たちのもとへ持って行った。
そしてそのガソリンを青年男性に頭からかけた。すると青年は悲鳴を上げたらしい。それにびっくりした知人男性たちは立ち尽くした。その時隙を見て青年は雑林を駆け上がった。
知人男性たちは青年に
[降りてこい俺たちが悪かった。もう何もしないから]と言った。
しかし青年はこれを信じてしまった。
そして再び知人男性たちに捕まった。
そして知人男性たちは青年の服をちぎって手足を結び、口にもちぎった服を押し込み
近くにあった大きな石で青年の頭を5回殴った。
この時ガードレールまで血が飛び散ったらしい。
更に泣き叫ぶ青年を前に頭からガソリンをかけてライターで紙に火を付け
それを青年に投げつけた。
青年は燃えながら狂乱し、暴れ周り何度も転げ回ったらしい。
ガードレールには青年の焼け焦げた服が付いていたらしい。
トンネルから入り口付近まで走りそこで体が倒れ力尽きたらしい。
計り知れない苦しみを味わいながら
知人男性たちは青年が亡くなったかを確認するため車で回っていた。
3度目でようやく動かなくなったのを確認するとそのまま市内にかえったらしい。
またこの事件後トンネルに近づいた車には青年の助けを求めた血の手形が付くそうだ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話