この話を執筆、及び投稿しているという行為は、投稿者は命に支障をきたすほどの恐怖体験をしたという訳ではないというネタバレを誘発している訳だが、酷く精神的外傷を受けた、と言えばこの話も少しは楽しめるのではないだろうか。
夏休みに入り、部活をしているわけでもない、バイトをしているわけでもない、これといった予定もない俺は、時間を気にする事なく、毎日をだらだらと過ごしていた。
高校三年の夏休み、高校生活最後の夏休みであるにも関わらず、特に何かに意気込む様子も持たず、本当にしょうもない生活を送っていた。
その日もえらく寝つきが悪かった。夏休みということもあってか、時間に縛られない生活のリズムは狂いに狂う一方、就寝時刻もその日その日でばらばらな訳で、その日に至っても普段と変わりようのない寝つきの悪い夜のこと。
ごろごろベットの上で携帯の某掲示板を閲覧していた所、すっかり目が醒めてしまった。
暇潰しにと、夏休みに入る少し前に始めたとあるネットゲームにログインした。
ネトゲではポピュラーなMORPGにはまっていた。ログインすると1部屋6人まで入室することが可能な部屋が数十室あり、俺は一番入室者の多い部屋に入った。
続く
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話