飛び込みを2回見たことがある。
まず1回目
乗車口は2こ位隣のとこに立ってた男性がふわっと到着する電車に飛び込んだ。
冬だったので、男性のコートがふわりと広がったのが印象に残ってる。
で、駅員がまずしたのは、電車の車体を拭いていた。
その後、ブルーシート。
最初から持って来いよ。
で、マグロ処理してんだけど、あんまり広範囲探す訳でもないのね。
私の足元に、男性の生首落ちてるのに気付いてくれなくて、駅員を呼んだ。
立ち去らなかったのは、その電車でないとどうしても行けない駅に用事があり、
そこにはその駅からバスは出てないし、振替輸送もタクシー代など出ない。
待つしかなかったんだよね。
折しも、その日が公立高校の願書提出日で、中学生も沢山いて、可哀想だったな。
私が平気な理由は医療系大学生だったので、解剖など見慣れてたからね。
流石に、血みどろの生首は解剖実習よりリアルに覚えてるけど。
次に2回目
横に立ってた人が、到着前から顔色悪いし、なんか挙動不審で。
具合悪いのかなー?くらいに考えてたら、飛び込んだ。
血飛沫浴びた、服も白っぽいので最悪。
飛び込む瞬間に、うわぁぁぁ!って叫んでたけど、もっと具合悪いことに、一瞬では死ねなかったらしく、
緊急停止した車体の下から「いてぇ、死にたくねぇ、助けて」とか聞こえてて。
周りは悲鳴や嘔吐する人多数で、飛び込んだ男性のそんな声も聞こえるし、阿鼻叫喚?
駅員が一応引っ張り出そうとしたみたいだけど無理で、電車を動かすしかなかったみたいで、
生きたまま牽かれ続ける男性の悲鳴というか、もう最後は断末魔。
出血多量か、ショック死かな?(出血多量によるショック死も可能性はあるか)
電車をどかした時点ではもう亡くなってた、ズタボロでね。
ぼけーっと見てたら、放心状態と勘違いされて駅務室につれていかれた。
まあ、血を浴びて、そんなご遺体をみたら、普通そうなるんだろうけど……。
「顔は洗えますけど、この服じゃ帰りに周りがびっくりしちゃいますよね」
て言ったら、余計心配されたけ。
駅員のダサいジャージみたいなのを羽織って帰らされた。
この前おくりびとって映画でああいう仕事があるのを知って、あの男性達も、とか思った。
ちなみに、その時着てた服は気に入ってたから、クリーニングに出してその後も暫く着てた。
生々しい、ご遺体の話がご希望だとしたら、ごめんなさいね。
細部も書けるけど(断面がどーとか)、大学で解剖とかの話は一般の方にはするなって指導されたから。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話