中編5
  • 表示切替
  • 使い方

安室奈美恵の母

(とあるサイトより)

■殺人事件の概要

1999年(平成11年)3月17日、午前10時40分頃、事件発生

・自宅を出た安室奈美恵の母・平良恵美子さんと夫の辰信さんが道路を横断しようとしたとき、辰信さんの弟、謙二容疑者(事件後、近くの山中で除草剤での服毒自殺)の運転する黒いスカイラインが突っ込み、恵美子さんをはねた。

・その直後に、車はUターン、前進を繰り返し、彼女を何度もはねた。

・辰信さんが倒れた恵美子さんを電柱の陰に隠そうとしたが、謙二容疑者は、その電柱めがけて何度も車を激突させる。

・さらに謙二容疑者は車を降りると、準備していたナタ状の凶器で、倒れている恵美子さんに切りつけた。

・物音を聞きつけた住民が集まってきたために、謙二容疑者は逃走した。

・恵美子さんは意識不明のまま、名護市内の病院に救急車で運ばれたが、当日午前11時48分に死亡。

・辰信さんも謙二容疑者の車にはねられていたが、命に別状はなかった。

 弟が白昼、車で兄夫婦を襲い、何度も何度もひき殺そうとして、そのあげくとどめを刺す凶器まで用意していたことは、よほどの恨みがなければ、とてもこのような残忍な行動を起こすわけがない。

 しかも、犯行後の服毒自殺を覚悟し、除草剤まで準備していたのは、計画的である。

・被害者である恵美子さん、加害者の謙二容疑者が共に死亡してしまったことから、犯行の動機はわからなかった。

・夫である辰信さんの

「弟には付き合っている女性がいたが、自分と恵美子が2人の結婚には強く反対していた。結局、その女性が身を引く形になったが、弟はそれを恨んで、自分と恵美子を殺そうとしたのではないか」

という証言しか残されていない。

・謙二容疑者は、恵美子さんだけを執拗に狙っており、兄・辰信さんは最初からターゲットではなかったと考えるのが筋ではないのか?

・謙二容疑者が付き合っていた女性も、事件現場の大宜味村の出身である。

・彼女の実家は、恵美子さん夫婦の新居の隣家であった。

・謙二容疑者の自宅、つまり兄弟の実家である平良商店も歩いて1~2分という至近距離にあり、顔を突き合わせて暮らしているような間柄であった。

・事件の数年前までは、4人で仲良く飲食も度々あったと言われている。

・彼女も、謙二容疑者にも共に離婚暦があり、それぞれが2人ずつ、合計4人の子供を連れて生まれ故郷で再出発しようとしていた。

・恵美子さんが惨殺された事件の半年ほど前、彼女は同じ村内の実家から車で20分ほどのところへ引っ越してしまい、再婚は実現しない結果になった。

・44歳という分別盛りの年齢にあったはずの謙二容疑者が、その恨みから兄夫婦を襲ったというのであろうか?

・それなら、再婚が実現不能の時点(事件の半年前)に大きな暴力・殺傷沙汰があってもおかしくないが、それはなかった。

・とすれば、再婚に反対したこと自体が動機とは考えられない。

・なぜ、殺害のターゲットが兄・辰信さんではなく、恵美子さんだったのか?

・事件から6年が経過した現在も、真相は解明されていない。

■恵美子さんの人柄

 首里・那覇・宜野湾などでホステスとして働いていた恵美子さんのことは、それぞれの飲み屋街に行くと、今でも語り草となっている。

 中には、「あの事件は、兄弟との3角関係だ」と、言う人もいるが、恵美子さんが、いかに優秀なホステスであったかを語る人は多い。

 「歳がいってすっかり太ったけど、若い頃は、そりゃあ美人だったさー。色気もあって、酒が強くて、付き合いも良い。子供もいるということだったが、こっちでは、子連れのホステスやママなんか珍しくないからさー。ママ目当てに通う客は多かった。彼女は天性のホステスだったよ。」(宜野湾の土木業者)

 「好き嫌いがはっきりしていたね。沖縄によくいる肝っ玉母さんタイプだよ。

親切なんだけど、うるさい。そのうるささが気に入らない客は、あっ、これはオレに惚れてるなって、勘違いして、足しげく通う。

オレも、自分の性格がどっちかというとマゾだから、

ママのようなタイプは好きだったね。」(宜野湾の会社員)

 「ちゃんと化粧すると、スペイン系の美女。豪快で気っぷが良くて感情も激しい。そういうタイプが好きな客には人気があった。ただし、高級ムードのクラブホステスには向いていなかった。自分が全部仕切れるスナックのママが一番似合っていた。それは、本人もわかっていたと思うよ。もっとも、個性が強すぎて、那覇周辺なら彼女もやっていけるが、田舎では目立ちすぎて難しい、と思っていたけどね。そしたら、あの事件だろう。彼女は、田舎には向いていなかったんだよ。」(首里の会社員)

 この首里時代の客に言わせれば、恵美子さんの“追っかけ”だったのが、後に恵美子さんと結婚する平良辰信さんである。首里町から松山町、宜野湾と、彼女が店を変わるたびに、

客として彼女のところへ通っていた。

 そして、当時42歳だった恵美子さんは平良辰信さんと再婚する。恵美子さんと同年齢の辰信さんは初婚だった。

 恵美子さんの子供たちは、すでに東京に行っている奈美恵を除いて、沖縄で成人し、それぞれ母の再婚には賛成だったという。

 恵美子さんと辰信さんは、辰信さんの実家がある大宜味村に新居を構えたのだが、彼女はそこで宜野湾時代と同じ店名の「チェロ」というスナックを開いた。静かな田舎町にあって、恵美子さんの存在は否が応でも目立った。

 さらに、娘の奈美恵が大スターだとわかったことで、周囲の見る目は違った。それでなくとも、血縁、地縁で固められ、平良(ひらら)姓の多い土地である。

 他所(よそ)者で、派手な容姿をした恵美子さんに、村中の注目が集まった。しかも、その“期待”に応えるかのように、恵美子さん夫婦は、パトカーを呼ぶような派手な夫婦ゲンカをしている。

 「夫婦のことは夫婦にしかわからない」が、夫婦ゲンカは目立っていたという。「あれは、辰信さんのジェラシーだったんじゃないかね。恵美子さんは、店もやっているし、あの通りに派手だし、お客さんには愛想も良い。酒も強いし、冗談もうまい。あけっぴろげだしね。

 そのうち、辰信さんは、恵美子さんを殴るようになった。それで、恵美子さんは、奈美恵さんのいる東京へ始終行っていたね。あの夫婦は喧嘩が絶えなかった。

 そこに、辰信さんの弟の謙二さんが、最初のうちは恵美子さんをかばっていたので、ややこしくなったと思うね。」(大宜味村の主婦)

 恵美子さん夫婦をめぐるこの手の話は、いくらでも聞こえてくる。そして惨劇が起きてしまった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
3
16
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ

まさかの安室奈美恵をめぐる三角…

返信

ゴシップ記事だわ

返信

ひららってw
たいら でしょ
普通に調べたら分かるでしょ

返信