注意
所々、わかりにくい文章や誤字脱字があると思いますが、ご了承ください。
あと この話は怖くないと思いますが見たくない人はスルーして下さい。
話が長くなるかも……
これは僕が転校した先の小学校での話です。
ある日、いつものように家族4人で楽しく話をしていると 一本の電話がなりました。
それは、僕のおじいちゃんからでした。最初は姉が出たのですが、さっきまで楽しく話していた姉が顔色を変えて泣き出しました。
それを不思議に思いながら母さんが電話にでました。 その後電話が終わり、母が言いました。
僕のおじいちゃんと一緒に住んでいたおばあちゃんがお風呂場で倒れ、病院に運ばれたということでした。
僕は昔、おばあちゃんとよく言い合いをしていたのですが、その時ばかりは言葉が出ませんでした。
姉はおばあちゃんと結構話したりしていて、とてもおばあちゃんと仲が良かったのです。
それから、僕ら家族は車に乗り、病院に急いで向かいました。
僕らが着いた頃にはもうちょうど緊急時に使う部屋?みたいな所に入れられていて、心臓マッサージをしていました。
手術をしている間は、僕らは椅子に座って待っていましたが、とにかく助かって欲しいという気持ちと涙がこぼれました。
手術は終えましたが、結局おばあちゃんは助からず、天国にいってしまいました。
その後家に帰るまでの車内はとても暗かったです。 僕は今までに父親が泣いている所をみたことがありませんでしたが、その時初めて涙を見ました。
おばあちゃんが亡くなったことで、僕らはおじいちゃんの家に住むことになりました。
今まで通っていた小学校でお別れ会をし、僕はおじいちゃんの家に行きました。
それから、おじいちゃんの家のすぐ近くにある小学校に通うことになったのです。 おじいちゃんの家から小学校まで5分もかからないくらいの近さでした。
小学校では、なんとか友達もたくさん出来ました。最初は不安でしたが、話かけてくれたりして、仲良くなりました。
その小学校で、ある日いつものように昼休みに5人くらいで遊んでいました。
宿題のこともあり、図書室で調べものをすることになりました。
僕の小学校の図書室には、先生が置いたぬいぐるみが飾ってありました。
そのぬいぐるみはうさぎなのですが、目が赤くて、少し大きめのサイズでした。 図書室の机のよこの隅の方に椅子に座らせた状態で置いてありました。
そのぬいぐるみをみんなはなぜか 気味悪いとか怖いとか言っていました。
で、その図書室で友達とそのうさぎのことで話していたのですが、急に机のしたの方から机の上の方に本が飛んできました。
僕達はしばらくビックリしていたのですが、もちろん机の下に本なんか置いてなかったし、下には人もいませんでした。
僕達は調べものをやめ、走って教室に戻りました。
これは、僕の友達から聞いた話なのですが、友達は家族とホテルに泊まりに行ったそうです。その時にあの図書室にいたうさぎと同じぬいぐるみを見たらしいのです。
そのうさぎは図書室にあったのとは少し大きさが違うのですが、飾ってあったそうです。
そして夜 友達は、金縛りにあったのです。
ふと目を開けると うさぎのぬいぐるみが自分の方を向いて睨んでいたそうです。 そして気が付いた時は朝でした。
その日から、友達はあのうさぎの赤い目が脳裏に焼き付いて、今でも覚えてるそうです。 あのホテルの後も同じぬいぐるみを何度か他の場所で見たそうですが、とても恐がっていました。
当然、図書室にあったうさぎのぬいぐるみを見て友達はものすごい驚いて、恐がっていました。
「また…あの赤い目だ」
と、言っていました。それを言っていたのは僕がこの話を聞くずっと前(つまり、うさぎが初めて図書室に置かれた頃から)だったので 僕もその時は 友達がなぜそんなことを言ってるのか理解できませんでした。
ちなみに、僕はそれから親の都合で 新しい家を買い、引っ越しました。もちろん小学校も他の所になりました。
その友達とは今でもお盆におじいちゃんの家に泊まりに行くたびに時々会います。
これは、僕が引っ越してからの別の友達から聞いた話なのですが、あの赤い目のうさぎの話をしていた友達が親からお土産で赤い目のうさぎのぬいぐるみをもらったそうです。
もちろん、友達は親にあのうさぎのことは話してないはずなのに……なぜ?
まぁ、友達はそのぬいぐるみを他の人にあげたようですが、僕もこの話を聞いた時はゾッとしましたね。
これは実話ですが、あんまり怖くなかったという人もいると思います。
以上 見てくれた方ありがとうございました。
長文失礼しました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話