今から10年ほど前、私が中学生だった頃の実体験です。
その頃デジタルカメラはまだ普及しておらず、写真はインスタントカメラを使用し撮っていました。
ある日修学旅行の写真を現像に出し、仕上がったので取りに行きました。
家に帰って見ていくと、一枚私が一人で写っている写真があります。
その写真は正面から半目で座っている私を撮った写真。パジャマ姿で背景には私の部屋の勉強机が写っています。おそらく夜で部屋の電気がついている感じの白さでした。
自分で撮った?でも両腕が明らかに真下にのびていましたしタイマーもありません。
さては弟か他の家族のいたずらだな、と思い問い詰めましたが、当時反抗期だった私は部屋に入ることを火がついたように怒っていたため、入るはずがない、ましてや写真を撮るなんてしないと本気で否定されました。
それは最もでしたし、うそをついているかどうかは、家族なので分かってしまいます。
友達?だけど当時はアパートに住んでいたため、長子の私にあてがわれていた部屋で四畳半にベッド・机・タンスがある狭さ。友達を泊まらせたことは一軒家に引っ越すまでありませんでした。
ではあの写真を撮ったのは誰なのか…誰かあの部屋にいたのか…
今となってはもう知る術もありませんし、実は何かあったのを忘れているだけかもしれませんが、少し不思議な体験でした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話