当時、高校を卒業し、地方から上京してきた私は専門学校に通い一人暮らしをして学校とアルバイトの両立で忙しい日々に明け暮れていた。
そんな中、唯一の私の癒である愛犬の「ミュウ」はとても大切な存在だった。
トリマー(犬の美容師さんね)の学校に通っていた私は、ブリーダーさんが必要としなくなった犬(生まれた時から何らかの疾患で繁殖に使えない犬や子供を産めなくなった犬など)を私達生徒に譲ってくれると言うシステムがあり、私はそれでミュウと出会うことができた。
ミュウはチワワの女の子で繁殖用として飼われていたが成犬をむかえても、妊娠してすぐに流産を繰り返し、ブリーダー側としてはつかえなくなり(言い方が悪いが‥ )私が里親となったわけだ。
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作者きょ