短編1
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どうして…

恐くないとは思いますが、夜の海の話です。

私が遅い時間にバイトを終えて海岸沿いの道を帰るのはいつもの事です。

ママチャリでいつものように家路を急ぐ。冬の夜は海風がきついので自然と自転車を漕ぐ足も速くなる

砂浜沿いに差し掛かったらペダルを漕ぐのを止める。急カーブ手前で減速をする為だ

「…ォ…い」 不意にその時、波の音に混じって呼び止められた様な気がして自転車を止めました。?「ォおォ…ィ」やはり呼んでいる

「…ォ…い」 「…ォオーィ」声のするのは何も無い広い砂浜です。月夜だからここからでもハッキリ見える 砂浜には…誰もいない

だんだんとハッキリ聞こえて来ました「ォおォオーい」「おォーーイ」「おおーーーい」

しかも声の主は一人ではない。少なくとも4~5人は居る。

4~5人の声が重なるようにして呼んでいる。私の事を…

ええ、全力疾走で家まで帰っりました あの時は本気でパニクりました。でも…人間、不思議なものです。気持ちが落ち着くと、今度は逆に怒りが沸いて来ました。

ふざけんなよ!マジ有り得ない!幽霊のくせに!!なんでアイツら、私の名前を知ってるのさ?しかもあんな夜中に大きな声で!

怖い話投稿:ホラーテラー 海うさぎさん  

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